分子の形

glycidol,telavancin,aTrm5-tRNA複合体

ここ数日の間にwww.ecosciにアップしたデータから。 2009/09/16に記したグリシドール(glycidol)の件, トピック分子(生活環境化学の部屋) へのアクセスをチェックしていたら本ブログやmixi日記からのほかに,以下からのものが多数。 Bingによる“glycidol…

明日はグリシドール特異日?(追記あり)

Google急上昇ワード(2009/09/16,21:00時点) [SciCom News] No.311 2009年9月14日号 vol.2 に掲載されていた, を見て, Jmolで見るトピックス分子(生活環境化学の部屋) に関連分子グリシドール(冒頭画像)を載せておいたのだけれど,他社からはニュー…

ペラミビルの特異日(追記あり)

生活環境化学の部屋のアクセス解析をチェックして,サーチエンジン経由の来訪ではキーワードが「ペラミビル」関連の多いことに気付く。早速ニュースを見つけて関連ページに記述を追加した。この記事もその一端。 2009/09/15(21:40時点) 治療薬はタミフル5…

メディアの中の分子&明日はサイエンスカフェにいがた開催!

今朝の朝日新聞の天声人語はメタボの話題で,その中に1008/08/29に記したファトスタチン(掲載ページ参照;冒頭画像は再掲)のことが化合物名を記さずに紹介されていた。研究者名が記したので検索すればわかるだろいうという考えもあってカタカナの名称は読…

バイナップル? バイナップる?

来年公開用のコンテンツ作成の中でJmolスクリプトをまたいろいろ試し,つくった作例からアニメ画像を取得。で,今朝明け方目覚めて思いついたのが本記事タイトル。不斉触媒合成をすることをこういう動詞にしたらどうだろうという思いつきですが,すでに使わ…

Blogopolis探索の続き&最近追加した分子

昨日紹介したBlogopolis,引き続きいろいろ遊んでいる。いつもチェックしているブログはさすがに占有面積がすごい。サイエンスカフェにいがたにお越しいただく(いただいた)ゲストの中で例を挙げると…。 ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版※第28回カ…

抗HIVタンパク質アクチノヒビン(actinohivin)

定例のRCSB PDB新規データチェックに標題のタンパク質データが公開されているのを知り,関連情報をチェックしたらちょうど今日以下のニュースが出ていた。データ公開と同じ日にニュースが載るようにしたのだとしたらすごい。actinohivinはまだWikipediaにも…

サイエンスアゴラ2009に分子企画出展内定

今年は「模型とモデルで知る未来を拓く分子の世界」(仮題)というタイトルで応募し,今夕採択内定通知が届きました。詳細は後日広報します。 ※昨年までの分子企画:2007年 | 2008年 サイエンスアゴラ2009(2009/10/31-11/03,国際研究交流大学村) なお,…

本日「生活環境化学の部屋」13周年

別ブログ(2009/07/26)にも書いたように生活環境化学の部屋が13歳になった。 インターネット利用とホームページ開設の歩み(生活環境化学の部屋) 見よう見まねでHTMLと格闘してページ作成を始めたが,その後ネットが日常的なものになり急激に技術も進展す…

新刊「分子でよむ環境汚染」はecosci.jpのガイドブック?(追記あり)

不遜なタイトルだが,最新研究成果が盛り込まれた本を読む際に拙作サイトの分子データ集を活用していただきたいという話題。 鈴木聰 編著,「分子でよむ環境汚染」,東海大学出版会(2009) 参考(p.48掲載のサイト):International Pellet Watch 2009/05/16…

今夜の「世界一受けたい授業」に「5号館のつぶやき」さんが出演

幅広い話題で人気のブログ「5号館のつぶやき」の栃内さんが今夜の「世界一受けたい授業」に出演されることが朝刊の番組欄で紹介された*1。収録後のビデオ編集に協力するために上京されたことがブログに書かれている。 東京日帰り出張(5号館のつぶやき,20…

Newton最新号特集『有機化学とは何か』の分子モデル

夕刻,昨日サイエンスカフェにいがたを開いたばかりのジュンク堂書店新潟店で出たばかりの雑誌を買ってきました。 雑誌特集『有機化学とは何か』,Newton 2009年06月号 Newton最新号(中央)と昨日入手した本 特集の分子画像の多くは拙作サイトの分子モデル…

PDB新規データチェックとゲルダナマイシン結合Hsp90

毎週木曜日課でRCSB PDBの2009/04/21付け新規公開データをチェックして1データを追加(3cugをChime版データ集に)。 これとは別に先週公開された2weqが画像では2量体なのに単量体だったものを,PQSで確認したら計算による2量体がすでに出ていたので早速PQSデ…

最近サイトで取り上げた分子&東大「生命科学 改訂第3版」

最近Jmolで見るトピックス分子に載せたニュースから。 アラキドン酸が神経新生促進と精神疾患予防に役立つ可能性を発見(JST,2009/04/08) *1 ※大隅典子教授らによる アラキドン酸:卵・海藻含有の栄養素、心の病予防効果? 東北大など、動物で発見(毎日,…

科学コミュニケーターという新しい顔

【注】本エントリーの上記記載期日およびPermalinkが「2009-03-29」になっていますが,実際の書き込みは「2009-04-02」ですので,引用の際は以下のようにするなどご留意くださいますようお願いいたします。 科学コミュニケーターという新しい顔(こども省,2…

下村さんのノーベル化学賞受賞記念講演ほか

3月23日に2008年ノーベル化学賞を受賞された下村脩さんの記念講演会「天の導くままに ―発光生物と半世紀」が東京であり,朝日新聞の抽選にははずれたが日本化学会の方には当たったので,別ブログに記した3月20日開催のフォーラム参加からそのまま東京に居残…

ビスフェノールZが結合したエストロゲン関連受容体γ

本ブログでも内分泌攪乱物質(環境ホルモン)問題の象徴的存在としてビスフェノールA(BPA)を再三取り上げているが,RCSB PDBの2009/03/17付け新規公開データの中に,ビスフェノールZを含む構造データがあったので,早速以下のページに追加掲載した。同じ研…

POPs対象化合物の様変わり

本ブログでも何回かPOPsについて記したが,以下のニュースで最新の動向を知ることができた。 最近の2つの国際的な化学物質の取組と市民参加(EICネット,2009/02/20) POPs条約(経済産業省) 柴田康行,『進む東アジアPOPsモニタリング』,科学,2008年7月…

薬2題:インフルエンザ新薬と「まつげが伸びる薬」

Jmolで見るトピックス分子 に珍しくニュースを2件追加。 国産インフルエンザ新薬、投入目前 3社が開発競争(産経,2009/02/23) ※CS-8958,ペラミビル,T-705 ペラミビル,T-705は既存でCS-8958分子のみ次を参考に新規組立て(上図):New influenza antivir…

新コンテンツ「分子で見る国際問題と海外ニュース」

今春以降の職場での仕事のことを考えて新作の作成を開始。と言ってもこれまでのコンテンツの切り貼りですけれど。 分子で見る国際問題と海外ニュース きっかけは「白リン」弾が以前から気になっていたため。 イスラエル:ガザ侵攻 イスラエル軍、白リン弾使…

タミフルとリレンザの分子構造の違い

耐性ウイルスやパンデミックに対する備えや数年後の登場が期待される万能ワクチンの話題を含め,タミフルとリレンザの名前が登場するニュースが後を絶たない。 Googleによる“タミフル リレンザ”ニュース検索結果 2008/07/06にも記したように両者ともノイラミ…

RCSB PDBのJmol表示がver.11.6になった影響

昨日突然起こった大事件。標題のように,RCSB PDBで採用している分子モデル表示形式のうち,Jmolがver.11.6に変更された。 Download Jmol 参考情報例:[jmol] New Features for Jmol 11.6 機能がかなり増え,モデル上でマウス右クリックして表示されるメニュ…

もやしもんの威力

一昨日はサイエンスアゴラ2008の途中で会場を抜け出して上野で開催中の展覧会へ。タイトルだけでは決して見に来ないであろう人々まで大挙して押し掛けているのを目の当たりにして,キャラあるいはコンテンツの重要性を再認識する。 特別展:菌類のふしぎ−き…

サイエンスアゴラ2008が来週に迫りました!

いよいよ来週22日から東京お台場でサイエンスのお祭りが始まります。私が登壇する分子イベントは23日で,その準備も追い込みです。まだ席の余裕がありますので,是非以下の広報ページで参加申し込みをいただければ幸いです。 分子の世界をアートとエコロジー…

世界糖尿病デーに

ふとしたことで今日が, 世界糖尿病デー だと知る。 糖尿病と言えば,2008/03/07に書いたように高校生向けのイベントに分子画像提供で関わり,作成された映像作品を送ってもらったことを思い出す。 それで今日は,糖尿病治療薬関連のアニメを作成してみた。…

有機概念図その後とp-ジクロロベンゼン

2008/11/06に記した有機概念図計算Excel計算シート新版*1の講義での初利用を今日午前決行。その前に,23日にサイエンスアゴラでやる演し物である「有機概念図簡易計算機」(2008/11/02のエントリー参照)の予行演習をやり,ナフタレンやp-ジクロロベンゼンな…

有機概念図の情報センターを目指して

1008/11/01に記した11/8-9のSTS学会で明日は京都へ。 2008/10/19に書いた「有機概念図」解説本の再刊の準備が進み18日には見本本ができるという連絡が入ったので(書店に出回るのは今月末か来月になるだろうか),その経緯も学会発表で話すことを思いついて…

水族館に欠かせなくなった(?)セレンテラジン

以下のニュースを読んで分子モデルを作成。 下村さん助言クラゲ鮮やかに発光 加茂水族館(山形新聞,2008/11/02) オワンクラゲのエサにセレンテラジンを注射して与えたというもの。 セレンテラジン(coelenterazine;Chime分子) セレンテラジンは今年GFPで…

11/23のアゴラは分子イベントにどうぞ!(12:30-14:20)

サイエンスアゴラ2008(2008/11/22-24,国際研究交流大学村)の新しいパンフレットがダウンロードできるようになった。 2008/09/23に記したへの分子企画出展, 12:30-14:20 分子の世界をアートとエコロジーから見る(分子計算と視覚化研究会) ※このページで…

ピレスロイドほか防虫剤の話題

昨日の環境の講義で,ピレスロイドについて記した雑誌記事を紹介したのをきっかけに 関連コンテンツを作ろうと思って,ピレトリンIおよびIIくらいは, 本間・川端,「パソコンで見る動く分子事典」,講談社ブルーバックス(2007)*1 の付録DVDに分子データを収…