同時代性

ARG岡本さんのYahoo!ご退職と9月のサイエンスカフェ登場

インターネットにクールな視線を注ぎ続け,自らもネット上と様々な場で多彩な試みと情報発信を継続しているACADEMIC RESOURCE GUIDEの岡本 真さんが,昨日付けで勤務先を退職され,いよいよARGを中心とした活動に専念されることになった。 在職10年・Yahoo! …

2009年の日食(追記あり)

新潟市の職場では曇天が幸いして肉眼観察が可能に(新潟市東区海老ヶ瀬471,11時3分撮影) Googleトップページも今日は日食 その時刻が現代では予告される日食という事象にいろいろなことが想起される。 ◎伝承 NHKの特集番組でも世界各地の伝承が紹介されて…

下村さんのノーベル化学賞受賞記念講演ほか

3月23日に2008年ノーベル化学賞を受賞された下村脩さんの記念講演会「天の導くままに ―発光生物と半世紀」が東京であり,朝日新聞の抽選にははずれたが日本化学会の方には当たったので,別ブログに記した3月20日開催のフォーラム参加からそのまま東京に居残…

7/31に「生活環境化学の部屋」12周年

4日後に「生活環境化学の部屋」が12周年を迎える。 インターネット利用とホームページ開設の歩み 参考:Googleによる“link:www.ecosci.jp”検索結果 「生活環境化学の部屋」トップページの2008年上半期アクセス状況 12年間の時代背景の変転の中で,闇雲に「け…

ブログ経験のルーツを辿った一日(追記あり)

一昨日記した大澤さんの本をようやく読み終わる。地下鉄サリン事件など近年の異常な事件の背景となっている時代的背景を社会学的に分析する労作を読みつつ今回の秋葉原の事件のことをいろいろ考えている。 被害者に同じ年代がいる職場の学生は何を考えている…

秋葉原の凶行に見る脳の深淵と脳を采配するもの

kizasi.jpで見る 「秋葉原」 を含むブログエントリー 事件と前後して読み始めていた本。 大澤真幸,「不可能性の時代」,岩波新書(2008) 辺見庸,「辺見庸コレクション2 言葉と死」,毎日新聞社(2007) ※2007/05/17に届いた本 大澤さんの本にある“「現実へと…

PDBデータ仕様変更に向けて対策開始

2007/05/23に続けて自作コンテンツの楽屋裏話で,2007/07/01の本格的PDBデータフォーマット変更に向けて少し検討したので経過報告。別の締め切り仕事に追われつつの作業になっている。 wwPDBのデータ修正プロジェクト(PDBj) にあるように,すでに変更フォ…

PDBデータフォーマット変更へ

何かとお世話になっているPDBデータについて大規模な規格変更等が行われる。日本にはPDBjがあって日本語でアナウンスが読めるのがありがたい。 PDBj Japanese Home wwPDBのデータ修正プロジェクト(wwPDB Remediation Project)について PDBデータフォーマッ…

“のだめ”だったGWもあと一日

投宿先の本棚に, 二ノ宮知子,「のだめカンタービレ」,講談社コミックス …bk1情報 があって,ついパラパラと開いたのが運の尽き。タイトルだけはさんざん耳にしいて,どろどろした人間関係のクラシックのウンチク本と勝手に決め込んでいたのだけれど,全然…

分子生物学・生命科学の渡辺格先生がご逝去

「最初の生命」の誕生(2007/02/21) でお名前を出したばかりの渡辺格先生が昨夜亡くなられた。 分子生物学の草分け、渡辺格氏が死去(日経,2007/03/23) 先日ジュンク堂で入手した「科学」の記事を読んだばかりでした。 田中智彦・廣野喜幸,『生命科学の…

村上春樹版「ロング・グッドバイ」

発刊を楽しみにしていた本を今朝読了。巻末の「あとがき」も含めて,いろいろ納得させられながら堪能させてもらった。 レイモンド・チャンドラー 著,村上春樹 訳,「ロング・グッドバイ」,早川書房(2007) …bk1情報 私がチャンドラーをはじめとするハードボ…

横田めぐみさんと一緒に歌ってほしい

parts per millionでない方のPPMと横田めぐみさんとの思いがけない組み合わせのニュースは,彼女・彼らと同じ時代を生きているのだという実感を強烈に与えてくれる。 横田めぐみさん救出願う歌を、ポールさんがライブで披露(朝日,2006/02/19) めぐみさん…

少しだけ上の世代における吉田拓郎の重み

前に住んでいたところで近所だった家のご主人Fさんが急に亡くなり,午前中の告別式に参加。こども達同士がほぼ同じ年だったので,お互い引っ越した後もこども達の繋がりがあってそれぞれの成長を楽しみにさせてもらっていたのだけれど。 会場について耳に入…

引続き2006年ノーベル化学賞の話題

今朝の朝日新聞にノーベル賞自然科学系3賞をすべてアメリカ人が独占したとの切り口で解説があったが,Web2.0時代におけるノーベル賞記事の受け取られ方を見ていると,やはり2005/03/21に書いた田中耕一さんのような日本人受賞の時と比して反応は静かだろうか…

5年目の9.11

テレビというものが衝撃的な映像を伝えるものだということを時々考える。1962年に初の日米衛星中継がなされた時に画面に飛び込んできたのはケネディ大統領暗殺という考えられないできごとだった。当時はモノクロ放送であったが,5年前の9.11のリアルタイムの…

HTLV-1の問題を多くの人に知ってもらうために

今朝のニュース, HTLV-1ウイルス:国際学会に初めて患者らが出席(毎日,2006/08/27) 該当の会議:第13回国際ヒトレトロウイルスHTLV会議(2007/05/21-25,箱根プリンスホテル)/English を読んで急遽, HTLV-1情報 を作成して公開した。関連PDBデータを…

61年目の8月15日

生きている者だけが今日という日を迎えられる。 2006/08/06に書いたように,新潟に原爆が落とされていたら私は生まれてこなかったかも知れないし,それ以前にも私の先祖たちは幾多の戦争や災害,病などを経験してきているであろうから,今こうやってキーボー…

Google SketchUp,ホワイトハウス,横田めぐみさん

一昨日書いた,Web2.0代表のGoogleがまた新しい無料サービス。昨日の講義で早速紹介したのだが,「はてな」の近藤さんも早々とブログに取り上げている。 Google SketchUp SketchUp(jkondoの日記,2006/04/28) 米Google、3Dモデリングソフト「Google Sketch…

高橋留美子さんの「めぞん一刻」読破

2005/12/11に取り上げた宮台さんと北田さんによる本の中で取り上げている話題は縦横無尽だが,その中で漫画のことを語っているところが2ヶ所ほどあって,p.215には高橋留美子さんの「うる星やつら」と「めぞん一刻」のことが出てくる(脚注にも解説)。で,…

「われわれは何者か-宇宙・地球・人類- 」が公開

2005/06/18にちらと書いた, 理科と教育のメーリングリスト を運営してくださっている山賀さんは,知る人ぞ知る, かけがえのない地球 というサイトを運営してくださっている。 その山賀さんが,とてつもない一大スペクタクルを公開したというアナウンスがML…

宮台さんと北田さんの「限界の思考」

マルクスも読んでいない身分で,宮台さんの「教育「真」論」(2004/11/19参照)を取り上げたつき合いで, 宮台真司・北田暁大,「限界の思考 〜空虚な時代を生き抜くための社会学〜」,双風舎(2005) …bk1情報 MIYADAI.com Blog(宮台さん) 神保・宮台の丸激…

二月堂

2005/03/02に書いた二月堂が国宝に。秋はどんな感じなのだろう。 東大寺二月堂が国宝に 文化審議会が答申(朝日,2005/10/28) 東大寺二月堂 国宝に指定へ(NHK,2005/10/28)

青木繁の「海の幸」に隠されているもの

と大それたタイトルで書くほどのものではないけれど,昨日から「海の幸」の“分析”結果を展示する催しが東京上野のブリヂストン美術館で開かれている(2005/10/10まで)。 特集展示 青木繁《海の幸》 100年(ブリヂストン美術館) この絵は画集で見るより暗さ…

60歳の8月15日

2005/04/07に記したMeSciの「恋愛物語展」は今日まで。2005/08/02に書いたように見学して買ってきたお土産の中に同企画展のトランプがあって,先日家のこども達が帰省した時に何年かぶりに遊んで,その絵を楽しんだ(右画像;上左からX染色体・Y染色体,受精…

明日はNagasakiの60年目

学生時代に平塚近辺で工場見学があり,そのまま長崎まで足を延ばした。つまり,2003年の広島訪問よりずっと前になる。坂の多い街を歩き回ったけれど,被爆地としての当時の印象は広島で受けた強烈さには及ばず,やはり残された事物を見て想像力でその悲惨さ…

60年目のHiroshima,Nagasaki

右写真は,2003年に広島平和記念資料館を訪れた際に(Webページに記載),中身が真っ黒になったお弁当の展示のところで,見学のこども達がメモを取っていたところ。 広島・長崎に原爆が落とされてから60年になる。両市の関係施設には膨大な記録が保存・展示…

命あるときに…

昨夜佐渡に渡って佐渡市市民環境大学の講義 佐渡の環境問題 受講者は23歳から84歳までと幅広いため,ウェブカメラやアニメーションも活用して話したけれど,どの程度理解してもらえただろうか。120分のうち30分を質問の時間にしたので,少しは多様なニーズに…

宇宙へ出て行く生命体

昨夜はやはり野口さんたちの乗ったディスカバリーの打ち上げを見ずにはいられなかった。スペースシャトルという巨大システムを操る様を目の当たりにできるのは,まさにこの時代に生きている醍醐味には違いないだろう。 2005/07/20に書いたように,中継番組の…

「 HIVとエイズ」ページが 10000アクセス達成

昨年2004/08/03に公開した,以下のページが2005/07/14にアクセス10000件を超えた。 HIVとエイズ(要・Chimeインストール) 日本を含めたアジアでの広がりに対する危機感から作成したものだが,人間という腫の「生」と「性」に暗い影を落としている病とどう闘…

dolaさんのブログがオープン

ネットが縁で知り合うことのできたdolaさんが,意を決して貴重なサイト, ふきのとう(HTLV-1ウイルスのキャリア情報交換会) を開設してくださってから1年になる。その間,掲示板に書き込みもできずに見守るばかりだったけれど,いろいろな方の書き込みに…