3/20で地下鉄サリン事件から10年

ecochem2005-03-17

2005/02/08地下鉄サリン事件の番組のことを書いたが,10年目を目前に今夜のクローズアップ現代でも放映。

都や国の援助も受けられず,アメリカの9.11の犠牲者・被害者に対する補償や継続的なサポートと比べて彼我の差を感じ,ビキニ事件について書かれた以下の本の巻末に書かれたいたことも思い出した。
ビキニ事件の真実――いのちの岐路で

番組で紹介された被害者も大石さんも,理不尽な事件で当たり前の生活を奪われ,本を書いたり番組に出たり,裁判に関わったりと,予想外の人生を余儀なくされている。大石さんや新潟水俣病の被害者の生の声を聞かせてもらったことも思い出し,“被害者の系譜”という言葉がふと頭に浮かんだ。
サリン事件は化学の成果が悪意で利用された例でもあり,サリンと私個人のバーチャルな因縁もあるので,10年という区切りをきっかけに以下のWebページを作成した。Amazonの書籍情報へリンクしたこの日記と一緒に読んでいただけたらと思う。中にはこども向けの防毒マスクの情報も載せたが,世界中のこども達がこのようなものを身に付けなくていい時代が訪れるのだろうかと考え込んでしまう。