「伊東家の食卓」から「化学テロ対策」まで

今日の午後,職場の研究室に何回目かの「伊東家の食卓」からの電話。例によって製作中の裏技について質問。私のサイトのタンパク質コンテンツを見てということだが,全然関係ない内容。初めて聞いたことに対してそれなりに答えてしまう自分が恐ろしい。そのテーマが放映されるかどうかは未定だし,私は裏方で画面に出ることはない。出演者には出演料が出るのだろうが,こちらはいつもボランティア。以前,やんわりと文句を言ったら1冊本が贈られてきた。ところが私の話した内容が完全に間違って書かれていた。まあ,私の名前が出ているわけでもないし,裏技自体に価値があって理屈の方はどうでもいいのだろうけれど。
続続続続・伊東家の食卓裏ワザ大全集〈2003年版〉
拙作Webページを見ていろいろ問い合わせてきたり,わざわざ遠方から研究室まで訪ねて来てくれたりすることも度々会って,まさにネットの力。
驚いたことに「化学テロ対策」を担当している国の研究所からも3人も来てくれたことがある。私自身の能力というより持っている情報が何とか役立ったが,冷や汗ものである。まあ,家庭の中の裏技もテロに使われる化学物質も,分子の見方という発想では同じなのだし,それが科学の成果と面白さというところなのだけれど。
なお,下の記事がその時に相手からもらった情報が元になったもの。