Google Earth 4.0で見る広島爆心地の現在

あるMLで,京都に原爆が落とされる危険性が極めて高かったとする以下の書評ページを教えてもらった。
日本の古都はなぜ空襲を免れたか (朝日文庫)

文中に,『原爆開発投下の現場責任者のレスリー・グローブ少将の資料からも明らかで、京都が原爆の破壊力を内外に誇示しうる威力の測定に必要な市街地の広さを持つ点で格好の都市であるとしている』とあるが,以前の記事,

で広島・長崎の地形を,やはり原爆投下予定地だった新潟と比べてみたことがあるの,首肯できるところがある。
上記記事に書いたように,なぜか広島・長崎の爆心地付近はGoogleマップの解像度が悪いのだが,2006/06/13で紹介したGoogle Earth 4.0で見てみたところ,以下のサンプル画像のように広島の解像度は上がっていた。マップのほうはまだで,下の方をサテライトに切り替えるとよくわかる。



学会などで京都に行くとあちこち歩き回るが,場合によってはその多くが失われていたかも知れないのだ。そしてその危険性というものは世界中でなくなったわけではない。