藤嶋昭先生のサイン入り本をゲット&酸化チタン

ecochem2006-07-09

一昨日と昨日,新潟市朱鷺メッセで環境関連のイベントが開催され,昨日は光触媒反応の発見者である藤嶋 昭先生のご講演があり,聴きに行ってきた。

現在日本化学会の会長でもある藤嶋先生の講演は,以前化学会年会でも聴かせていただいたことがあるが,今回は環境・エネルギー問題や理科離れの問題に対する多様な取り組みを中心に話してくださったので得るところが多かった。最後の質問で,質問者にはサイン入りの著書を進呈してくださるという大サービスで,厚かましく最後の1冊をいただいてしまった。
天寿を全うするための科学技術―光触媒を例にして (かわさき市民アカデミー講座ブックレット)

光触媒と言えば,先月の上京で,新潟に戻る前に東京にいるこども達と食事をした丸ビルも酸化チタンのコーティーングをしていたことを,戻ってきてから録画を見た以下の番組で知った。もちろん,この番組にも藤嶋先生が出演されていた。

また,2005/10/01でも取り上げた,

の監修にも参加しておられ,Tiのところは超親水性のドアミラーの写真である。
現在,光触媒が世界中で使われ,藤嶋先生はノーベル賞候補にもあげられているのに,今回の講演会は少しばかり参加者が少なかったのが残念だった。受賞されたあとなら(そうなればいただいたサイン本が大変な価値を持つ!)大混雑だったのだろうが,そうなる前に今のサイエンスに関心をもつ市民や小・中・高校生に多数聴きに来て欲しかった。
さて,光触媒と言えば酸化チタンTiO2。無機化合物の結晶構造を3D分子で見れるサイトに行ったら,以前のChime版がしっかりJmol版になっていたが,以下がその表示画面である。