耐熱性タンパク質の秘密

ecochem2006-07-13

今日の帰りがけに出たニュース。

150℃とはタンパク質としては大変な耐熱性。耐熱性を昔使い込んだDSCで測定しているところも興味を覚える研究である。
早速RCSB PDBに行って探したら,研究グループのメンバーが登録済みの Pyrococcus Horikoshii のCutA1データ1v9bが見つかった。三量体が2つ含まれるデータから一方だけを切り取って作成したのが上のアニメ画像(PQSによるタンパク質複合体構造で3Dモデルを参照可能)。

    Chain色→酸性中性芳香族〉・塩基性アミノ酸区別(水素結合表示)→二次構造
の順で表示されるアニメだが,冒頭の資料になるように,酸性塩基性アミノ酸が多く,それらが接近していることがわかる。結合力が耐熱性につながるという好例である。