引続き2006年ノーベル化学賞の話題

今朝の朝日新聞ノーベル賞自然科学系3賞をすべてアメリカ人が独占したとの切り口で解説があったが,Web2.0時代におけるノーベル賞記事の受け取られ方を見ていると,やはり2005/03/21に書いた田中耕一さんのような日本人受賞の時と比して反応は静かだろうか。受賞者の国籍に関係なく,その時代の科学の位置付けをみんなで考えるためにも,より多くの人に関心を持って欲しいと思う。特に今回は生理学医学賞・化学賞とも生命の本質に関わる内容なのだから。
それは,ノーベル賞の研究こそ取り上げられなかったけれどちょうど今日放映された,

を見ても言えるだろう。
なお,化学賞についての自作ページ,

では,PDBデータ1r9tから作成した壁紙もダウンロードできるようにした*1。作品の意図を感じ取ってもらえるといいのだけれど。



壁紙(png形式): 1024*768800*600

またこれを機に,Wikipediaから別の自作ノーベル賞関連ページへリンクを追加した。

ついでに余談だが,今回のノーベル賞のページへのアクセスを見ていたら,以下のバイオ系専門学校のサイトに,私のバイオ関連トピックスの情報をRSSで取得したような形式で,

の『新着バイオトピックス』にそのまま掲載されていることがわかった(ヘッドラインにはRSSボタンまである)。取得元のリンクこそあるけれど特にこちらには連絡がなかったように思うし,複数のサイトから情報を入手して取捨選択した上で載せるのはあると思うが,チェックなしでそのまま載っているのが珍しい。
何か他所の学校の宣伝に加担させられているようなところもあるけれど(こちらのサイトは私費で運営しているのを知っているのだろうか),ここに書くことでどういう反応が出るかしばらく見てみるとしよう。

*1:今回のような画像の場合,いろいろ試した結果gif形式よりもpng形式で保存した方がいいことがわかった。