糖鎖な日々
自作データ集の関係でWindows Vista対策が続く中で,あれも必要これも必要とやりたいことが増えるばかり。そんな中でたまたま糖鎖関連の新刊を読んで,“糖質栄養学”あるいは“糖鎖栄養素”という語を知る。栄養補助食品絡みなので判断は難しいところがある。ac.jpあるいはgo.jp指定検索では以下のような状況。効果の有無や利用方法には未解明の部分も多いようで今後の推移を見守りたい。
海外には以下のような強大なサイトがあり,英語・中国語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語・スペイン語で書かれているところがすごい意気込み。
“糖鎖栄養素”の部分はさておき(最近の納豆騒ぎではないがご利用は自己責任で!),糖タンパク質・糖鎖の教材として役立つ部分は少なくない。
これらの情報に再刺激されてこともあって,
に基本的な糖鎖構成単糖のデータを急遽追加。と言っても,ご存知のように糖にはD体・L体,α構造・β構造があって,なかなか厄介。書籍やWebページによって取り上げているものが異なるのだが,まずは多数決的に選んで分子データを組み立てた。上のデータ集でご覧いただきたい。
■:Gal ■:Glc ■:Man ■:Fuc ■:Xyl ■:Sia ■:GalNAc ■:GlcNAc ■:GlcA
それらにしても異性体を含めたこれらの糖が,繋がる場所や数を変えて生命体の中で多様な働きをしていることを考えると,改めてその不思議さに心を奪われる。
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※追記
“糖鎖栄養素”については,各成分について調べる必要があり,
- フコイダン
- この健康食品については“ヒトにおける安全性・有効性については調べた文献の中に情報が見当たらない”と記されている。生体分子は体内での役割と,それを経口・非経口(塗布など)で直接摂取する場合とは分けて考える必要がある。
で検索して確認するとよい。例えば,上掲Fucのフコース(fucose)については以下の中で言及されている(『同意する』のボタンを押して表示する)。
また,FDA(アメリカ食品医薬品局)でfucoseを検索すると以下のような情報がある。