Webデータが縁で二酸化炭素削減関連報告書届く

一昨日思いがけぬ報告書が届いた。

  • 日本鉄鋼協会生産技術部門 熱経済技術部会,「鉄鋼プロセスにおける次世代CO2削減技術調査・検討」(2007/11/15)


熱経済技術部会の委員は鉄鋼6社から構成されており,そのうちの1社のAさんから以前下記データの引用を依頼されて承諾した際に報告書完成時に1冊無心していたものである。売価5,000円の大変な資料で,恐縮している。またp.4の引用部分のところには該当URLだけでなく,本ブログとサイエンスカフェにいがたのURLも掲載されていてそのご配慮に感謝しているところである。

温室効果ガス内の引用してもらった表(上掲書p.3に他のデータとともに掲載)

国内のCO2発生削減は思うように進まず,エネルギー消費量の大きい産業のさらなる努力が求められており,報告書p.31にあるように2003年には日本全体の12.5%を占める鉄鋼業の対応も必須となっている中での貴重な研究成果である。
鉄鋼と言えば,私自身高校理科教科書の執筆に参加しているという立場でも関心が高いこともあり(例えば理科総合Aでは「日常生活と物質・金属」,あるいは環境分野での高炉還元剤としての廃プラスチック利用など),今回の最新資料はいろいろな意味で勉強に使わせていただきたい。