デイビッド・グッドセル(David S. Goodsell)さんの描く生体分子の世界(追記あり)

昨日のエントリーの書籍の写真に写っていた,
Newton (ニュートン) 2008年 02月号 [雑誌]

に,『タンパク質の多様なカタチ・特別インタビュー:タンパク質のカタチの解明が爆発的に進んでいる デイビッド・グッドセル』という記事が掲載されている。
この雑誌自体,見慣れたイラスト,


Molecule of the Month (RCSB PDB)
 ※に作者名!

に魅かれて発注したのだが,描いているグッドセルさん自身,分子生物学者であることを知った。イラストに興味を持ったのは6歳ころに水彩画家だったお祖父さんに水彩画の道具をもらったのがきっかけと書かれていて,その画の魅力を改めて見つめ直しているところである。
彼のサイトでもその作品を存分に堪能することができる。



2008/03/13に転載したカリウムチャネルの画像も,Molecule of the Month: Potassium Channels (2003/02)の転載なのでグッドセルさんの名前がしっかり書かれていた。


カリウムチャネル - WikipediaPotassium channel
が作者名
はpublic domainデータである記載(2007/07/02の記事参照)

対称性など生体分子のカタチの秘密にこだわった作品とともに画像データを可能な限りオープンにする姿勢にすっかり魅了されているところである。
私のほうは手描きの能力がないので,自作HTMLによりPDBデータの魅力を可能な限り多様に表現できるように工夫を続けているところであるが,あるいは公開コンテンツの利用者にもチャレンジしていただくことで,氏のやろうとしていることに少しでも近づくことができたらと不遜にも考えているところである。

上掲ニュートン誌記事p.44の写真ポーリン(ポリン,porin)に触発されて(PDBデータ1a0t

北大でのイベントでもその魅力に言及したい。