BSEとプリオンの話題&本ブログのGIFアニメ100点突破(追記あり)
GWが始まりましたがいかがでしょう。この間に牛肉を召し上がる方も多いと思いますが,ご存じのように先日米国産輸入牛からBSE危険部位が見つかり,また騒ぎになっています。
- 吉野家向け米国産輸入牛からBSE危険部位発覚(IBTimes,2008/04/24)
- BSE危険部位が店頭に出る可能性は全くない=吉野家(ロイター,2008/04/24)
- 輸入牛肉にBSE混入 対応に追われるスーパー(MSN産経,2008/04/24)
- 米牛肉 イオン、販売再開へ 4年半ぶり 独自基準で検査(東京新聞,2008/04/25)
- 米食品医薬品局、BSE防止へ飼料の規制強化(日経,2008/04/24)
- 参考:狂牛病とプリオン/牛海綿状脳症(BSE)(生活環境化学の部屋)
たまたま,RCSB PDBの2008/04/01公開の新データの中に久々にプリオン(prion)のデータがあったのでその画像を以下に示します。
酵母のプリオンタンパク質の構造例2RNMのModel 1
Science 319:1523-1526(2008) ※RICOHによる和文要約
なお,日本では狂牛病(mad cow disease)という語がイメージが悪いせいか使われなくなりBSEと言うことが多くなっていますが,英語圏ではその実態を認識するためにまだまだ“mad cow”という語が幅を利かせているという話を聞いたことがあります。ちょっとGoogleニュース検索で調べてみましょう。
検索件数の比を見てもやはり英語圏では“mad cow”がまだニュースでも多用されていることがよくわかります。
ところで,上にもGIFアニメを掲載したが,このブログで使った動画をまとめているページ,
を少し整理していたらなんと100点を超えていることがわかりました(まだ掲載漏れもあるかも知れません)。2008/04/02に記したデイビッド・グッドセル(David S. Goodsell)さんがイラストを描くMolecule of the Month(RCSB PDB)100回到達に匹敵(?)するようなと快挙だと勝手に思っているところです。
GIFアニメはアートを意図したものもあれば各データの注目点を強調したものもあります。よければお気に入りの作品をこのエントリーのコメントに書き込んでいただければありがたく思います(画像のURLや記事の日付等で)。
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※追記(2008/08/02):グッドセルさんのお名前は書籍情報ではデイヴィッド・グッドセルあるいはデーヴィド・S・グッドセルと表記されている。