BSEとプリオンの話題&本ブログのGIFアニメ100点突破(追記あり)

GWが始まりましたがいかがでしょう。この間に牛肉を召し上がる方も多いと思いますが,ご存じのように先日米国産輸入牛からBSE危険部位が見つかり,また騒ぎになっています。

たまたま,RCSB PDBの2008/04/01公開の新データの中に久々にプリオン(prion)のデータがあったのでその画像を以下に示します。


酵母プリオンタンパク質の構造例2RNMのModel 1
Science 319:1523-1526(2008) ※RICOHによる和文要約

なお,日本では狂牛病(mad cow disease)という語がイメージが悪いせいか使われなくなりBSEと言うことが多くなっていますが,英語圏ではその実態を認識するためにまだまだ“mad cow”という語が幅を利かせているという話を聞いたことがあります。ちょっとGoogleニュース検索で調べてみましょう。

  • 日本語のニュース
    • BSE ※現時点で約276件
    • 狂牛 ※現時点で約17件
  • 英語のニュース
    • BSE ※現時点で約5,536件
    • mad cow ※現時点で約1,954件

検索件数の比を見てもやはり英語圏では“mad cow”がまだニュースでも多用されていることがよくわかります。
ところで,上にもGIFアニメを掲載したが,このブログで使った動画をまとめているページ,

を少し整理していたらなんと100点を超えていることがわかりました(まだ掲載漏れもあるかも知れません)。2008/04/02に記したデイビッド・グッドセル(David S. Goodsell)さんがイラストを描くMolecule of the Month(RCSB PDB)100回到達に匹敵(?)するようなと快挙だと勝手に思っているところです。
GIFアニメはアートを意図したものもあれば各データの注目点を強調したものもあります。よければお気に入りの作品をこのエントリーのコメントに書き込んでいただければありがたく思います(画像のURLや記事の日付等で)。