タミフル耐性インフルエンザのノイラミニダーゼ(メルマガ有機化学より)ほか
有機化学美術館館長の佐藤さんが今年の1月から配信を始めたメルマガ有機化学の最新号記事に触発されてこの2日ほど関連コンテンツ作成に追われてしまった。
鳥インフルエンザ&新型インフルエンザ情報(該当分子データ参照可)に掲載した画像
上掲Nature論文のデータ(2qwkは別)のLIGPLOTデータ(PDBsum)から作成
GS4071を含む3cl0のLIGPLOTデータより
参考画像:3cl0(H274Y,GS4071含む)と3cl2のChain A(N294S,GS4071含む)
※GS4071はタミフルが体内で変化してできる有効成分
なお,3ckz,3cl0,3cl2の構造はRCSB PDBの2008/05/20公表の新規データチェックで一応ピックアップはしてあったのに,リガンドがお馴染みのオセルタミビル(タミフル)とザナミビルだったためコンテンツ化はしていなかったもので,佐藤さんのメルマガに救われた思いでいる。
また,この週末に振り回されたもう1つの文献が,下記日本化学会の会員誌最新号。
- 雑誌特集:「RNAの新しい機能とその応用」,化学と工業 Vol.61 No.7 2008 [PDF]
化学系の雑誌でも生命科学・生体分子を扱う頻度が高まっていることを実感する。下の画像は,同誌表紙およびp.710に掲載のリボスイッチ例2ckyのChain Aである(DNAとRNAのいろいろな姿で参照可能)。