オキシトシンと格闘した一日

3日後に迫った,

の記事掲載を地元各紙を依頼しておいたところ,今日の産経新聞新潟版の告知板という情報コーナーに載せてもらうことができた。2008/04/16に記したように以前詳しく紹介してもらったのを頼りにお願いさせてもらったものである。
同紙を読んでいたら,以下のように興味深い記事がいくつか載っていて,今日一日それに振り回されてしまった。

後二者は昨日で1カ月になる秋葉原の事件に関わっている。

自分自身では上記記事のような脳科学あるいは下記のような社会学や生命学の視点から,問題について考え続けたいと思っている。

産経の脳科学関連記事には参考に付した文部科学省の報告書からベンゾジアゼピン受容体にも言及している。こうなると生体分子の世界だが,そこで思い出すのがオキシトシンである。いくつかニュース等を列挙してみよう。

オキシトシンアミノ酸数が9のペプチドホルモンであるので,その結合タンパク質との結合情報がPDBsamにあるはずだと思いつき,あれこれ新しい工夫をして以下に掲載することができた。これで通常の低分子と糖鎖に続いて,ペプチドについても同じページで紹介できる目途がついたことになる。


1npoオキシトシン(CPK色でドット表示)とSITE部分(疎水性インデックス順で着色)

分子というものに情動が影響されることを知ることがまずは重要と考えるのだが(エタノールという簡単な分子でも言えることは多くの人が認識している),みなさんはいかがでしょう。