「分子のかたち展」に寄せて(4) 夏休みは大学へ!

2008/08/04の朝日新聞の教育欄に,以下の記事。京都精華大(マンガ),東海大(水族館),東京農業大(食と農),秋田大(地下資源)が紹介されている。

  • 大学博物館で「遊ぶ」夏

このブログのタイトルのこども達に是非地元の大学の施設公開やイベントに是非積極的に参加してほしいと思う。
私も夏休み中に北大博物館「分子のかたち展」*1の活況を見に来るように主催者の小俣さんに言っていただいている。先月末に届いたメールには,“展示会場は夏休みということもあり、ポンと置いてある分子模型 をバラす子ども、会場ではしゃいで展示ユニットを倒してしまう子どもキレイ!と浮かれて会場を走り回る女子高生、ユニット椅子に座って休むおじいちゃんなど、何だかとても賑やかで楽しいです。”という頼もしい様子が書かれていた。この中からきっと将来道を誤って(?)分子の世界に飛び込んでくれる人が出るに違いない。


小俣さんに送っていただいた会場の展示例


「分子のかたち展」の一環として開催されたサイエンスカフェ(2008/07/19開催)のエントリー掲載写真
7月のサイエンス・カフェ札幌報告記(CoSTEP応援団 活動ノート,2008/08/02)

以前から,関わったイベント後はWeb等で引き続き調べ続けてほしいと考えており,展示を見に行ってくれた方たちのブログ記事も期待していて,先日見つけたエントリーにはいろいろコメントを書き込んで,分子の押し売りをさせてもらった。

また昨日は,いつもサイエンスカフェにいがたの情報を掲載してくれているサイエンスポータル(JST)MiWさんから,同サイトの科学館情報に「分子のかたち展」の案内を掲載したという連絡を小俣さんと同報で届いて感激している*3


ところで,次回サイエンスカフェにいがた

を見た新潟大学の院生さん(NOP法人 ジオプロジェクト新潟のスタッフ)から,新潟大学には以下のような施設ができたばかりで,化石探しに関係するイベントも開催しているというメールが届いた。早速ゲストの小泉さんとも連絡をとりあって,事前調査等に協力してもらえることに。県内でまたサイエンスコミュニケーションの新しいネットワークができて喜んでいる。

なお,近くの博物館・科学館のイベント情報などは上記科学館・やさしい科学サイトからもリンクされている以下のポータルサイトを参照していただきたい。


最後に例によって分子のGIFアニメ画像を紹介して分子の世界への誘いとしたい。バーチャル情報も楽しめる施設サイトも増えているので是非博物館・科学館巡りを。

フタル酸を含むPDBsumデータ3c2rより
ベンゼン環の周囲とカルボキシ基の周囲でアミノ酸の種類が異なる)

*1:昨日になって出展アーティスト情報が掲載されている。また私が担当したワークショップ1回目の記録はこちら

*2:「分子のかたち展」に関するネット上の記事をこちらにまとめることにした。

*3:サイエンスカフェにいがた第12回ゲストの左巻さんが編集長をしているRikaTanの記事を載せるコーナーを新設したという情報も教えていただいた。