RCSB PDBのアート絡みのニュースからアプリロニンAへ

RCSB PDBの最新ニュースは教育ネタ特集で,本ブログでもよく取り上げるグッドセルさんのポスターの絵柄が入っている。


その記事の中にあったFlash教材は海生生物から得られている有用な生体分子の紹介で,私にとっては初見だった。


下段左から1msi1azp1ema1wua1mbn1t6vの紹介
※上円内はGFP例の1ema緑色蛍光タンパク質GFP参照)

この中で,1wuaは日本人によって構造解明されたもので以下の報告で紹介されているものである。


Jmolで見るトピックス分子
1wuaのデータ掲載(一番下がアプリロニンA)

この中に含まれているマクロライド化合物のアプリロニンAが抗がん剤の候補として注目されているものである。以下にはそのSITE部分を示す。

アプリロニンAのPDBsumデータ例1wua_AP8より
PDBsumのLigand-SITE情報と有機性・無機性参照

また先月末の下記RCSB PDBニュースも教育&アート絡み。


いつもながら楽しんで生体分子を学べるようにする多彩な試みに刺激される。