ARG岡本さんのYahoo!ご退職と9月のサイエンスカフェ登場

インターネットにクールな視線を注ぎ続け,自らもネット上と様々な場で多彩な試みと情報発信を継続しているACADEMIC RESOURCE GUIDE岡本 真さんが,昨日付けで勤務先を退職され,いよいよARGを中心とした活動に専念されることになった。


ブログエントリー
のトップにはYahoo!で関わったお仕事の画像

新しい道を歩き始めた岡本さんが9月に新潟大学で開催される学会に参加されるのを機に,なんとサイエンスカフェにいがたでお話ししてくださることになった。タイトルの“自分メディア”という語に強いメッセージを感じ,是非多くの方に聴いていただきたく思います。

岡本さんとはネット上で活動している者同士ということでいろいろな接点があり,イベントや学会でもお会いする機会があって,まさに“電縁”*1と言えるだろう。
ご著書,
これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE)

の日本の研究者サイトの歴史を辿る中で私のサイトも取り上げていただき,学会でちゃっかりそのことをに言及したこともある。


STS学会2006年年次研究大会
における本間発表資料
PDF資料抜粋より)
※参考:年表(『これからホームページをつくる研究者のために』サポートブログ)

ところで,冒頭の岡本さんのブログもここと同じ「はてな」を使われている。試みに両ブログの最初のエントリーをチェックしたら岡本さん2004/09/05,私が2004/09/20でなんと同じ月だった。ほぼ同時にブログという“自分メディア”に注目したのだと思うと不思議な縁を感じる。
そして岡本さんはブログの名前に“アカデミック”を冠し,私は“こども”を標榜している*3。それぞれのこだわりが今後も続いていくことに思いを致し,9月の新潟での再会を心待ちにしたい。

*1:下記ニュース参照。
 ・官×学の政策回転ドア:日本復活になぜ情報通信が必要なのか 平成21年版情報通信白書より(日経,2009/07/13)
 ・投資・協働・電縁で日本復活へ、総務省が09年版「情報通信白書」(INTERNET Watch,2009/07/10)

*2:本ブログでも何回かネタにさせていただいた。

*3:たまたま今日手に入れた岩波「科学」8月号の次号予告を見たら,特集は『子どもと環境化学物質 ─病が“プログラム”される可能性 』だった。