ARG岡本さんの「自分メディアの時代」に刺激されて(追記あり)

すっかり遅くなったが,


カフェまとめ『再び、自分メディアの時代へ』 を語る岡本さん

の報告とその後。
個人的には長い間ネット上での岡本さんのご活動の一端を注目し続けてきたけれど,知らなかったことも含めて90分みっちり語っていただいて,改めて大きな刺激を受けることができた。ARGブログ版にはすでにカフェのことも写真入りでお書きくださっている。


ご略歴に『主に研究環境の電子化,電子図書館化,蔵書検索(OPAC)の高度化,デジタルアーカイブ,ウェブアーカイブについて,執筆・講演活動』と記したように活動範囲が広く,当日ご参加いただいた中には以前から岡本さんとつながりのある県内外の図書館の方もいらっしゃって,終了後の交流会までいろいろな話をすることができた。市外からの参加者がブログで報告を書いてくれたのもうれしいできごとだった。

12歳からのインターネット
ウェブがわかる本 (岩波ジュニア新書)
このエントリーにもあるように,上掲ブックリストは有用で,中に梅田望夫さん,大向一輝さん(別ブログ記事参照),佐々木俊尚さん荻上チキさん濱野智史さんらの名前が並んでいること,その中でも岡本さんが重要と指摘された書名に共鳴を感じてしまった。
『ニッチを進む ─すべては自分のために』の話の中に出てきた,

に書かれている“ひとりの人間にとって心から役だつものを作れたら,それはきっとほかの人が使っても役立つ。必ず役立つ”という二木さんの言葉は多くのWebページに引用されており,私自身も大事な言葉とさせてもらっているものである。
カフェではさらにソーシャル系サービスとして,『実名/顕名を貫く』ことや継続性に言及しつつ,ブログ,mixiSNS),メールマガジン,そしてTwitterなどについて,ご持参のノートをネットに接続して実例を示しながら紹介してくれた。特にTwitterについては,第28回カフェ専用のハッシュタグを立ち上げて実況を実践してくださった。会場内外からのご協力を得て画期的な試みとなり,参加してくださった方々に深く感謝する次第です*2


岡本さんのイベントでは,参加者がブログを立ち上げることを条件にする場合もあり,今回のカフェも新潟からの発信者が増えてほしいという思いがある中,自分自身でも「自分メディア」を充実させるために,これまで逃避していたTwitterにチャレンジする必要性を強く感じた。そこで,仕事がたまって出かけられなかったシルバーウィーク中に手を染め,あれこれ試行錯誤しているところである。このブログを書くのが遅くなったのも,カフェのお話に応えてどうにかTwitterという場に慣れてからと思ったからで,本ブログサイドにもリンクバナー,

Yoshio HONMA (本間善夫) (ecochem) on Twitter

を置いたほか,www.ecosci.jp教員情報(私家版)にもリアルタイムでつぶやきを表示するようにした。これらの試みの詳細については別エントリーでも詳細したい。

www.ecosci.jp内のTwitter表示
の画像例

以上,学会参加のお忙しい中をカフェのゲストをお引き受けくださり,『コミュニティを育む』という点でも新潟に大きな足跡と種を残してくださった岡本さんに重ねて御礼申し上げる次第です。ありがとうございました!

*1:追記(2009/09/28):岡本さんがブログで書籍情報へのリンクのあるリストを掲載してくれた。
  ・サイエンスカフェにいがたで紹介した本(ARGブログ版)

*2:会場のshinyaiさんと会場外からリアルタイム参加の立花さん7月のオリュンポスカフェには関東から駆けつけてくれた)とのやり取りが圧巻だった。