GPCR - 2012年ノーベル化学賞
遅くなりましたが,以下のコンテンツを公開しました。GPCRについては掲載リンク資料をご参照ください。今後もデータを追加する予定です。
以下の書籍にもGPCRが取り上げられていることからも,とても重要なタンパク質と言えます。
- A. Liljasほか 著,田中 勲・三木邦夫 訳,「構造生物学」,化学同人(2012)
- 柳田敏雄・木下賢吾・笠原浩太・木寺詔紀・林 重彦・江口至洋・高木 周,「岩波講座 計算科学4 計算と生命」,岩波書店(2012) ※p.80にGPCR例
右アニメgifは下記解説のp.16〜で詳述されているβ2アドレナリン受容体-Gsタンパク質複合体PDB 3PQRです。なお,同誌には現在使われている薬の40%以上がGPCRをターゲットのしたものということも書かれています。
- 伊東 広,『〔化学賞〕GPCR研究の“三つの”ブレークスルー ─レフコヴィッツ博士とコビルカ博士の業績』,化学 2012年12月号(特集:2012年ノーベル賞を読み解く),pp.12-18(化学同人)
また,GPCRに含まれるロドプシン関連データについて,
の新分子模型を開発された川上 勝先生に無理にお願いして(まだ正式受注は開始していません),模型を作成していただくことができました。
- 生体分子模型Kawakami Model(ウシロドプシンPDB 3PQR)
- サイエンスネット(数研出版)第45号のコラム『カガク×アートで見る生体分子,そして3.11』でも紹介
これと川上先生からお借りした模型を以下のイベントで紹介しました。今話題の3Dプリンタで作られたシリコーン製で,タンパク質の鍵と鍵穴の関係を実感することができることから国内外で広く利用されるようになるものと期待しているところです。
- 日本コンピュータ化学会秋季年会一般公開フォーラム(2012/10/14,山形大学 小白川キャンパス)
- サイエンスカフェにいがた第61回『“極小のチリ物質”ってなんだぁ!?』(2012/10/20,ジュンク堂書店新潟店)
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※追記(2013/03/12):2013/03/12放映のNHKクローズアップ現代は『“3Dプリンター革命” 〜変わるものづくり〜』です! 生命科学研究や教育という視点でこの分子模型も取り上げてほしかった。
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