福岡伸一 の検索結果:

福岡伸一さんの新刊「動的平衡」を読み終えて

…た本を読み終えた。 福岡伸一,「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」,p.115,木楽舎(2009) 参考(著者ブログ記事):新刊本発売のお知らせ(福岡ハカセのささやかな言葉,2009/01/27) ブログトップ画像では当初から“動的平衡”標榜 相変わらずの福岡ワールドを堪能させてもらった記念に,p.115に書かれているキノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ(QPRT)のPDBデータを探し出してコンテンツに追加した。 Jmolで見るトピックス分子に追加したPDBsumデー…

使い走りあるいは細い横糸としての男

福岡伸一さん*1の新刊をようやく読み終えた。 福岡伸一,「できそこないの男たち」,光文社新書(2008) 同書を紹介した福岡さんのブログ記事:福岡ハカセのささやかな言葉: 新刊が発売されました!(2008/08/06) 相変わらずのご自分の経験を踏まえたストーリー性のある語り口に魅了されつつ,これは生体分子や生命のしくみのどの領域に関係することかと推理しながら読ませていただいた。 男性には挑発的なタイトルだが,著者が福岡さんなので生物学・生命科学をかじっている人にはY染色体や…

11/23のアゴラは分子イベントにどうぞ!(12:30-14:20)

…は,内田麻理香さん,福岡伸一さん,野依良治さん,サントリーといったお名前が見える。しかし,私たちの分子イベントはアゴラの中でも貴重な草の根的存在として,お出でいただいたみなさんに楽しんでもらえるよう連休返上で打ち合わせに励んでいる。 例えば私の演し物については2008/10/13に記した内容を計画中で,いろいろ小道具を仕入れて今日は以下のような写真も撮影したのだが,さてこれは何でしょう*1。詳しくは11/23,お台場で! 「有機概念図簡易計算機」って?※コップ中の青・緑・黄は…

人体に入るべきでない分子(追記あり)

…の問題については, 福岡伸一,「生命と食」,岩波ブックレット(2008) のp.46〜『食の安全をどう考えるか』を読んで首肯するところが多い。p.52にはBSEを例に,“狂牛病は人災の連鎖としてここに至っているもので、それは予見もできるし、回避もできるはずのものです”とある。食の意味を未だ正しく理解できず,あるいは上記のように故意に誤った行動をしてしまうということに対して,本当にどう立ち向かっていけばいいのだろう。 ところで,メラミンそのものを含む生体高分子構造データはないが…

こども達への化学物質の影響に関する研究の最新情報

…ファイトレメディエーション ここで話が変わるが, 週刊文春,2008年5月15日号 に載っている 阿川佐和子のこの人に会いたい:福岡伸一 を読んだところ,次号から福岡伸一さんのエッセーが連載されるとのこと。生体内における化合物のフローという視点で,人工化学物質の問題を考える上でも貴重な読み物になることを期待したい。 *1:記事中のビスフェノールAについては2007/12/16のエントリーおよび以下を参照。 ・ビスフェノールAが結合したエストロゲン受容体γ(生活環境化学の部屋)

新「分子事典」が今朝の新聞広告とWebcat Plusに登場

講談社ブルーバックスの今月の新刊が今朝の朝日新聞朝刊に掲載された。福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」や内田 樹さんの「下流志向」と新「分子事典」の名前とが並んでいるのは大感激である。 また,NIIのWebcat Plusにも新「分子事典」の掲載が始まり,国内の大学図書館等への所蔵状況を確認できるようになった。 所蔵図書館マップによる本書の所蔵状況(画像は2007/09/30時点)

10月のエントロピー学会第25回シンポジウムに向けて

…波新書(1951) 福岡伸一,「生物と無生物のあいだ」,講談社現代新書(2007) 都筑卓司,「新装版 マックスウェルの悪魔 確率から物理学へ」,講談社ブルーバックス(2002) シンポジウムでは2007/10/13-14の前日にもオプショナルツアーを計画しているほか,新規なプレイベントも検討中である。このブログでも随時アナウンスするので是非多くの方の参加をお願いしたい。 *1:2007年の第25回シンポジウムへ向けての提案参照 *2:トップページのアニメ画像は2005/02…

福岡伸一さんの「プリオン説はほんとうか?」を読む

…で時々取り上げている福岡伸一さんが,ブルーバックスでプリオン説に真っ向から立ち向かったことを知り,早速ネット書店で取り寄せた。 福岡伸一,「プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー」,講談社ブルーバックス(2005) …bk1情報 比較的単純な系を扱っていた元実験屋として(それでも例えば修士時代の半年間の実験データはゴミだった…),不可視の部分も多い複雑怪奇な生物システムを取り扱う困難さは想像するばかりであるが,世界中で多くの研究者が取り組んでくれてきて…

流れの中の煌めく生命

2005/02/27で取り上げた, 福岡伸一,「もう牛を食べても安心か」,文春新書(2004) の福岡さんによるコラムが今日の朝刊に。 福岡伸一,『生命工学の現状 「機械的な操作」の限界示す』(朝日新聞・かがく批評室,2005/05/19) 物質の流れの中に浮かび上がる生命という存在の煌めきと不思議さ,そして科学がその全体像を把握するにはまだ多大な時間を要することが簡明に語られている。

平成15年度PRTRデータの概要公表

…う。かなり以前に作った次の教材も参考になるかもしれない。 化学物質のリスク(極めて単純な推定法の例)/問題編 解答編 ところで,動的平衡の話が載っていた福岡伸一さんの「もう牛を食べても安心か」(文春新書)が,週刊文春 2005/03/24号『私の読書日記』で取り上げられていた。執筆は池澤夏樹さんで(今年の元旦の日記で紹介),“著者はただ安全の問題を論じているのではない。この問いを手がかりに生命の真の姿を見事に解き明かしている”とある。本当に多くの方に読んでいただきたいと思う。

環境ホルモン胸騒ぎ

…005/02/27の福岡伸一さんの「もう牛を食べても安心か」にも出ており,上の本ではBSE問題も取り上げているので読み比べるといいだろう。 環境ホルモン問題のWebサイトをずっと運営して雑誌などでも紹介してもらったきた立場として,これまでの経緯と今後については是非近いうちにまとめてみたいと考えている。 なお冒頭画像の, 理科年表 平成17年版(丸善) …bk1情報 には今回から「環境部」が新しく設けられ,環境省がこれまで掲載していた『内分泌撹乱作用を有すると疑われる化学物質』…

狂牛病にこだわったBSEの本「もう牛を食べても安心か」から見える生命の世界

…きたため,書店で, 福岡伸一,「もう牛を食べても安心か」,文春新書(2004) を見かけても食指が動かなかったのだが, 書評:宮崎哲弥,『新たな病から考える生きることの本質』(朝日,2005/02/20) に刺激されて急遽入手して読んだ。 著者の思いが色濃く表現されていて,BSE・狂牛病(ともすると敬遠されるこの名称への思いも明言)だけにとどまらず,生命の世界のルールの中で人間がなしてきた・いる・しつつある異質なことを概観して伝えようとしているメッセージに共鳴させられる部分が…