スーダンのこども達

ecochem2004-09-29

昨日のNHK総合TV「クローズアップ現代」は,

“国連が「最悪の人道危機」と呼ぶアフリカ・スーダン”とあるが,民族問題と石油利権問題を背景にした大量虐殺にともなう大量難民の発生で,また多くのこども達の苦しみと悲しみ(と憎しみ?)が生まれ続けている。アフリカの場合は,多くの国の国境が不自然な直線(この場合は間違いなく安直な人間の脳から出てきたものだ)になっていることにやるせなさを感じる。
周囲の庇護を必要とし,おとなたちに全幅の信頼を寄せる時期に,その根源的要求が満たされない立場に置かれた場合の戸惑いとさらに何かを希求する眼差し(2004/09/26に書いた天使の眼差しとの違いはどうだろう!)。世界中で時と場所を変えながら絶え間なく起こる紛争(戦争,テロ)のさなか,その眼差しも未来永劫絶えることはないのだろうか。

※画像は,ノーベル財団のサイトで見ることのできるConflict Map(20世紀の起きた世界中の紛争の移り変わり)。