シトクロムP450タンパク質のCG

ecochem2004-10-12

10/04の日記に書いた先日の東京の学会で,発表したのが標題のタンパク質のデータ集を公開した話。

体内で解毒などの大事な働きをしている一群で,“おにぎり型”や“プリズム型”とよばれる愛嬌のある構造は共通。
1989年に放映されたNHKのテレビ番組「脅威の小宇宙 人体 5/壮大な化学工場−肝臓−」(司会・進行はタモリさんと小出五郎さん)で,手をたくさん持った円盤みたいなCGで表現されていて強く印象に残っていたものだが,こんな形で付き合うようになるとは夢にも思わなかった(そのCGは著作権の関係でWebには転載できないのが残念)。
学会でその話をしたら,デモのときに(展示風景),その番組をこどもの時に見て今の専門に進んだという学生さんが話しに来てくれたのがいい思い出になった。
映像の力は本当に大きく,生体分子に関する最近の知見を取り入れた良質な番組がこれからもできたらいいというのが共通の見解。