ハリケーン被災地の感染症発生懸念とコレラ毒素
2005/09/04でもアメリカのハリケーン“カトリーナ”の話題に触れてビブリオ・バルニフィカス菌のことも紹介した。水を引かせるまでに時間がかかることなどからコレラ,西ナイル熱,腸チフスなどの発生が懸念されている。
そのことがあったためか,Protein Data BankのMolecule of the Monthではコレラ毒素を取り上げている。今回の「今週の分子」ではそれを受けることにした。
2つのデータを参照できるが,毒素と言われなければ,その造形の妙につい引き込まれてしまう。文献等に出ているように巧妙に生体システムに作用して脱水症状等を起こす仕組みには驚かされる。