Windows Vista対策としてのJmol

2006/02/07以来,分子表示ツールJmolに取り組んでいる記事を書いているが,これはChimeがWindowsIEのバージョンアップのたびに開発しているMDL社が苦労させられていることと無関係ではなく,Win次期バージョンのVistaではどうなるのかという危機感とも関係している。もちろんJmolがJavaベースで動作するのでMacなど他の機種でも見てもらえることもメリットは大きく,某MLではMacユーザーから激励もいただいている。
Jmolコンテンツをいろいろ試作して,ChimeとJmolそれぞれの長所・短所があって,やはりどちらも使いこなしたいところ。
低分子については,元素の色使いが異なることに注意が必要。Chimeでは静電・親油ポテンシャル表示と画像のクリップボードコピーが簡単にできるのが大きな魅力。


タンパク質に続いてDNAの表示についても今日はいろいろチャレンジ。やはりChimeとのscript互換性が救いになっている。タンパク質でポテンシャル表示できない(?)点については,これまでのいろいろな色分け表示の工夫が不十分ながら補ってくれそうで,これは先見の明というところだろうか。先見という点ではJavaが出た頃に,よくわからないまま本を読んでいたことも今となっては大きい。
この記事に関する詳細を含め,新コンテンツについては前に紹介した以下のページで参照できるようにするつもり。


JmolによるPDB 1a02の表示



ChimeによるPDB 1a02の表示