少しだけ上の世代における吉田拓郎の重み

前に住んでいたところで近所だった家のご主人Fさんが急に亡くなり,午前中の告別式に参加。こども達同士がほぼ同じ年だったので,お互い引っ越した後もこども達の繋がりがあってそれぞれの成長を楽しみにさせてもらっていたのだけれど。
会場について耳に入ったのが吉田拓郎の曲。つい「ああそうか」と思った。Fさんは私よりちょっぴり年上なのだが(それを思うとあまりに早い…),昨年やはり同年齢で亡くなったSさんの告別式でも拓郎の曲が流れていて,そのSさんからはその思い入れをよく聞かせてもらっていたことを思い出したからだ。おそらくFさんとSさんは拓郎を聞いた背景が似通っているのだろう。その少しあとのわれわれの世代でもそれなりに聞いたのだけれど,その少しのずれはとても大きなものだったに違いない。それは昨年放映された以下の番組を見た(聴いた)時も考えていたことだった。

さてそうすると私の世代の背景になるミュージシャンは誰なのだろうと,らい落なFさんの風貌を思い出しながら考えていた。