ネット社会のこどもたち
もう後戻りできないネット社会にこども達が翻弄されている。
- 国民生活センター、子供の個人情報に関わるトラブルの急増を警告(INTERNET Watch,2005/03/04)
- 子どもの個人情報に係る消費者トラブルの現状と対応(国民生活センター,2005/03/04)
2004/09/25に“ネット情報は人間の脳の中身をぶちまけたようなもので,光もあれば影もあるけれど”と書いたけれど,このところ悪意のある行為が増えているのがやり切れない。ネットの世界でも子ども達を暖かく迎えたいのに,使い始めの時期に信頼を失うようなことに出会わせてしまうのは本当に残念だ。Yahoo!ニュースから,
という項目がなくなるような社会になるといいのだけれど。
そのような中で,ネットを有効に活用しようという動きももちろん広がっている。
ASAHIパソコン2005/03/15号教育欄に『ケータイブログ活用で保護者とのパイプが太くなった学校』として,
が紹介されている。青森にいたことがある身としては懐かしい地名だが,Googleで同校のサイトを探す時に見つけたのが以下のページ。
Pingサーバを使ってブログのメリットを活かすなんて,ちょっとした大学より進んでいる。これを刺激に他の学校もどんどんブログを利用していくことが考えられる。
それにしてもPingやらRSSやら,この年になっていろいろなことを経験させられる。
ブルーバックス「理系のためのインターネット検索術」
著者の時実さんのサイトは,
でとても有用。以前から化学情報関連の書籍を多く書かれていてお世話になっているが,今回はブルーバックスということもあって,専門サイト・データベースだけでなく,GooleやYahoo!など誰でも使える検索サイトの使い方もわかりやすく書いてあって“Googling”という新語の紹介してある。そしてpp.69-71には,ブログ・RSSの話も出ているのがさすが。
なお,CASサイトで広報している現在知られている化合物数の広報ページ,
も時実さんのページで教わったものである。
新しく見つかった天然化合物も,新しい合成化合物も,これからの時代にいろいろな役割を果たしていくのだろう。
補足で,p.99に出ている自分のPCのファイル(Word,Excelなど)内を検索してくれる,
の紹介で“日本語版はこれから”とあるが,メニューは英語だがファイル検索は日本語も可能なので念のため。
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※追記(2005/03/15):2005/03/15にGoogleデスクトップ検索日本語版が登場した。
にペーストして検索すると古いバージョンをいくつか見られる場合もあるので利用するといいだろう。その意味ではリンク集を残しておく意義はあると考えている。同サイトについては例えば,
で解説されている。
- ※著書の歌田さんのブログと同書についての記事は,