DNAの四重らせん構造と「テロメアの帽子」
昨日で職場の夏休みも終わって今日からまた賑やかになる。それと同時に,分子表示ツールChimeを使った連載「今週の分子」も再開。本日の再開第1弾は2005/08/27に取り上げたDNAの二重らせんならぬ四重らせん構造の話題。
生物の寿命に関係するとされるテロメアでも四重らせん構造が見られるので,それも追加してのネタ。そのデータを眺めているうちに,風変わりな絵本,
- 森川幸人,「テロメアの帽子 不思議な遺伝子の物語」,新紀元社(2002)(このページで読めます!) …bk1情報
のことを思い出して,以下のような画像を作ってみた。雰囲気が伝わるかどうか。
※詳細は「今週の分子」連載95(要・Chimeインストール)で
膜貫通領域予測TMHMM(増えるバイオ関連DB)
で,この分野のデータベースがさらに増えているのを知り,
の末尾リストに少し追加。
2005/04/28で出したPDB収録のロドプシンデータの膜貫通部分は,
を利用して予測したが,上の書籍には2つの膜貫通領域予測サイトが出ていたので,このうち,
を利用したものを,SOSUIでの結果と比べてみた。
生体内のネットワークが少しずつ明らかにされるにつれて,データベースの数と内容も急速に増えていくのを実感する。コンテンツ作成のネタが尽きないのは有り難いが,そろそろフォローが厳しくなってきたのも事実…。