新刊「理工系のネット検索術100」&CGM
先日紹介した今夜の番組NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」(NHK総合TV,2007/01/21・21:00〜放映予定)の録画予約をしたところ。Google社内の様子などが見られるのは楽しみである。
本ブログでも度々紹介するように,学びの世界でももはやインターネットはとても大きな存在になっていて,それは以下の新刊でも再確認できる。
- 田中拓也・芦刈いづみ・飯富崇生,「理工系のネット検索術100 WikipediaからGoogle、NASAなど海外科学系サイトまで」,サイエンス・アイ新書(2007) …bk1情報
- 以下の本と比べるとこの2年間の激動がわかる:時実象一,「理系のためのインターネット検索術」,講談社ブルーバックス(2005) ※本ブログ記事
学術サイトもどんどん様変わりしているし,それを網羅検索できる検索サービスも充実し,集合知を支えるCGMの代表格であるWikipediaの登録項目も増大を続けている。
さて,そのWikipedia専用の検索エンジンが登場した。
今のところ日本語検索はできないが,“P450”で試したのが冒頭の画像。
で,拙作サイトの分子データ集の一部は英語版も作成しており,P450についても対応しているので,
これらを英語版Wikipediaの該当項目に外部リンクとして追加した。
このうち,MoleculeとP450について,
で紹介されていたツール(Firefox用),
でキャプチャした画像を縮小したのが以下になる(○が追加した外部リンク)。
Molecule - Wikipedia
Cytochrome P450 oxidase - Wikipedia
Wikipediaのサイエンス関連の各項目には画像が多数載っているものが多く,日本語版も今後充実していくことが望まれる。
いろいろな意味で期待されるCGMについては最近も以下のような本が続々と出ている。科学コミュニケーションという領域でも,多様なCGMコンテンツをみんなの協力豊かなものにしていけたらと改めて思う。
NHK謹製グーグル特集番組&Google後
2007/01/17で放映予告したNHK謹製グーグル特集。残念ながら期待した新しい知見はあまりなかった。せっかくGoogle本社の取材を許されたというのに。
番組で扱ったテーマをキーワードで示すと,PageRank,SEM,Google AdWords & Google AdSense,グーグル八分,というところか。
先日たまたま,以下の本を読んだのだが,NHKもGoogle後を見据えたもっと踏み込んだ提言はできないのだろうか。
このグラフをブログに貼ろう!