NHKテレビ「水俣病・問い直された行政責任」を見て

ecochem2004-10-31

昨夜録画したものをメモを取りながら見る。取り敢えず忘れたくないキーワードを列挙しておこう。

一人一人の小さな営みの上に成り立っている国・自治体・企業というそれぞれのシステムが,被害者の側に立っていないというのはどういうことなのだろう。特に国や都道府県から個人(患者)・現場へのシステム的な距離と,物理的な距離の遠さを感じずにはいられない。
また,その時代時代における科学の不完全さというものを謙虚に認識するのも重要だろう。盲信や傲慢さを断ち切るためにも。
このページ立ち上げのきっかけである,横断的な発想というものが根付く時代の到来を強く強く待ち望む。
なお,ちょうど読み終わったばかりの以下の本もたくさんのヒントを与えてくれた。あとがきには水俣病についても言及している。
ヤバンな科学

カットは,豊かな海を破壊し,多くの人々を苦しめ続けている塩化メチル水銀2004/10/14の日記に別画像)。