避難所にいるこどもたちと母親たちにエール

中越地震の避難所で,小さなこどもがいる母親の苦労話がテレビで放映される。授乳できる部屋も無い場合もある上に(最近は学会でも女性研究者のためにいろいろ配慮するようになってきている),一緒に遊ぶ時間が取れないし,泣くと周囲の迷惑になるということで,とても気を遣っている様子。こどもの方も地震のストレスの上に,守ってくれるべき親がいつもと違う反応では,不安が増すばかりだろう。

最初のニュースは,1995年の阪神大震災に関するもので,まだ尾を引いていることがわかる。
私自身は1964年の新潟地震の時は小6だったけれど,やはり当日のことはいろいろ記憶に残っている。あまりストレスが残っていないようなのは,家族や周囲の人たちのお陰だったのだろうと今にして思う。
また,わが家の子育て時代を思い出すと,子育てというのは体力も気力も充実した時期でないとできないのかも知れない。こどもは親のエネルギーを吸収しながら成長するのだろう。おっと,もちろん親の方もこどもたちからたくさんのエネルギーをもらったことは忘れてはならない。
その意味でも,大変だろうけれど小さなこどもたちへの配慮をみんなでもう少しずつ持ってもらえたらと願う。