温暖化防止のための新サイト

ecochem2005-11-27

2005/11/24に書いた科学技術社会論学会第4回年次研究大会における有機スズ化合物に関する堀口さんの講演と同じセッションでの,
原子力の社会史―その日本的展開 (朝日選書)

の中では,日本で温暖化防止政策がいかに放置されてきたかが述べられ,後手後手に回っている現状を再認識できた思いである。

    ※追記:上記発表より引用(年次大会要旨集,p.189)
      政府は1997年12月に京都議定書に署名してから7年以上もの間、温室効果ガス排出削減(抑制・吸収ともいう)に大きな効果がある「強い政策」を発動しなかった。
私自身の講義の中ではできるところから始めなくてはという思いを伝えており,100万人のキャンドルナイトクールビズウォームビズなども紹介して一部の学生は実践・参加してくれているが,今となっては小手先という感じも否めないというところだろうか。
そんな中で,

が来月開設されるらしい(画像は同ページ)。内容はまだよくわからないが,あれこれ議論する前に千里の道も一歩からという姿勢はやはり大事だし,心ある多くの人たちは私などが言う前にそのことを正しく理解して実践を積み重ね続けているのであるから(環境問題に相対する“格差”の問題),今回の企画も一定の効果をあげることをまずは願うことにしよう。