STS

明日はグリシドール特異日?(追記あり)

Google急上昇ワード(2009/09/16,21:00時点) [SciCom News] No.311 2009年9月14日号 vol.2 に掲載されていた, を見て, Jmolで見るトピックス分子(生活環境化学の部屋) に関連分子グリシドール(冒頭画像)を載せておいたのだけれど,他社からはニュー…

こども達と化学物質そしてP450

本ブログ記事, 新刊「分子でよむ環境汚染」はecosci.jpのガイドブック?(2009/05/16) で紹介した本の内容および関連拙作コンテンツと重なる部分が多い以下の雑誌が出た。 雑誌特集『子どもと環境化学物質 ─病が“プログラム”される可能性』,科学,2009年9…

8日に開いた第27回サイエンスカフェにいがた

2009/08/04に書いた今月8日のサイエンスカフェの報告が遅くなったが,以下に写真を掲載した。時機を得た宇宙がテーマで,熱のこもったお話となかなか見られない多数の資料に満足していただけたように思う。終了後,宇宙分野に進みたいという生徒さんがゲスト…

浜岡原発自動停止

6:30に居間に降りたら携帯がメール着信で光ってました。 原子力安全・保安院緊急時情報ホームページ(モバイル保安院) からのメールで,携帯の画面の写真(第2報着信時点)を転載。第1報は5:46です。 浜岡原発、4・5号機停止 外部への放射線影響観測なし(…

本日「生活環境化学の部屋」13周年

別ブログ(2009/07/26)にも書いたように生活環境化学の部屋が13歳になった。 インターネット利用とホームページ開設の歩み(生活環境化学の部屋) 見よう見まねでHTMLと格闘してページ作成を始めたが,その後ネットが日常的なものになり急激に技術も進展す…

水俣病救済法成立はどう受け取られているか

あまりに長い間被害者を放置してきている水俣病に『第2の政治決着』が図られようとしている。昨年訪れた水俣市の「ほっとはうす」(水俣を歩いて参照)の様子を伝えているブログには以下のように記され,被害者たちの声を伝えるYouTube動画も公開されている…

松本サリン事件15年&熊薬ミュージアムの有機概念図パネル

今日で松本サリン事件から15年になる。化学物質を悪用するという点で忘れられない事件だ。 社説:松本サリン 風化させぬ決意を共に(信濃毎日,2009/06/27) 松本サリン事件、27日で15年 被害者救済「遅すぎた」(日経,2009/06/27) 本間善夫・川端潤,「パ…

永遠の答えの出ない『生』と『死』と『生|死』(適宜追記します)

RCSB PDBの2009/06/16付け(現地時間)新規公開データのトップは,プログラム細胞死に関係する生体分子だった。 プログラム細胞死PDCD5のPDBデータ2k6b(トピックス分子で参照可能)※参考:プログラム細胞死 - Wikipedia 『死』と言えば,生体分子のジャンル…

ビスフェノールZが結合したエストロゲン関連受容体γ

本ブログでも内分泌攪乱物質(環境ホルモン)問題の象徴的存在としてビスフェノールA(BPA)を再三取り上げているが,RCSB PDBの2009/03/17付け新規公開データの中に,ビスフェノールZを含む構造データがあったので,早速以下のページに追加掲載した。同じ研…

POPs対象化合物の様変わり

本ブログでも何回かPOPsについて記したが,以下のニュースで最新の動向を知ることができた。 最近の2つの国際的な化学物質の取組と市民参加(EICネット,2009/02/20) POPs条約(経済産業省) 柴田康行,『進む東アジアPOPsモニタリング』,科学,2008年7月…

久々にSARS関連データを探してみたら(CASTpからCleftsへ)

今日はオバマ大統領初の議会演説もあったので, 分子で見る国際問題と海外ニュース に載せるネタを探していたら10日ほど前に以下のようなニュースがあった。 オバマ政権が新脅威概念 「環境安全保障」打ち出す(47NEWS,2009/02/13) SARSウイルス発見前後の…

遺伝子組み換え動物からアンチトロンビンを製造

別ブログが大学教員によるブログ活用例として以下に収録され,そちらとの連携も今後一層必要になると考えている。 教育ソリューション:授業で使うはてな 2009/02/09に記した新コンテンツ, 分子で見る国際問題と海外ニュース も重要な役割を担うことになる…

秀丸エディタでREACHデータの可視化

ARG岡本さんの最新論文, 岡本 真,『学術ウェブを担うプラットフォームへ ARG創刊10年を機に』,情報管理,51(10),753-763(2008) ブログ記事:「情報管理」に「学術ウェブを担うプラットフォームへ−ARG創刊10年を機に」を寄稿(ARGブログ版,2009/01/05) …

こどもに及ぼす化学物質の影響を考えるシンポジウムとREACH(追記あり)

広報が遅くなったが今度の土日に東京ビッグサイトで環境問題のシンポジウムが開催され,当日まで参加受付けをしています。 平成20年度 化学物質の環境リスクに関する国際シンポジウム 〜未来に翔く子どもたちのために〜(2008/12/14-15,東京都江東区有明・…

水俣病にこだわってPDB新データと関連DBに遭遇

RCSB PDBの定例新規公開データチェックで気にかけている単語がいくつかあって,“mercury”のその1つ。 今日は,2007/09/23に記した有機水銀分解酵素MerBの構造を明らかにした研究チームによる複数のアルキル水銀リアーゼ(EC.4.99.1.2)の構造データが公開さ…

有機概念図の情報センターを目指して

1008/11/01に記した11/8-9のSTS学会で明日は京都へ。 2008/10/19に書いた「有機概念図」解説本の再刊の準備が進み18日には見本本ができるという連絡が入ったので(書店に出回るのは今月末か来月になるだろうか),その経緯も学会発表で話すことを思いついて…

来週のSTS学会年会(阪大)で話すSPYSEEのことなど

科学技術社会論学会 第7回年次研究大会・総会(2008/11/08-09,大阪大学豊中キャンパス) 大阪大学総長の鷲田清一さんによる記念講演『21世紀の教養?』を聴くのが楽しみ。鷲田さんと言えば,以下のような「着る」ことに関する著作が何冊かあるのもユニーク…

NIHからの来訪&有機概念図本

昨朝,本ブログにNIHから来訪があった。初回は見逃していたのかも知れないが15カ月前で3回目になるようだ。GFP情報を見に来てくれたのかも知れない。 昨日7:41(日本時間)NIHから来訪(なかのひと.jpより)※海外は地図で表示できない 話は変わって(速報性…

東大農場で使われた酢酸フェニル水銀

問題になっている東大農場で使われた水銀系農薬が酢酸フェニル水銀(1973年登録失効!)だったと知り,それならばと半日かけて以下に情報を掲載。 無登録農薬問題 以下はその転載。 東大農場の禁止農薬使用:農水省、立ち入り検査(毎日,2008/10/03) 酢酸…

環境ホルモン(?)15物質再調査へ

私にとって有害化学物質の問題と言えば,水俣病と環境ホルモンが柱になり,追跡し続けることを役割のように感じている。その後者について以下のようなニュース。 環境ホルモン:15物質を調査へ 環境省(毎日,2008/10/01) まだ環境省には情報が出ていないが…

昨日から高知です

2008/09/23に記したメラミン問題,とうとう国内の食品から検出された。 Googleによる“メラミン 国内 検出”ニュース検索結果 ところで,今日から学会で昨日午後高知着。 DHC-8機で高知龍馬空港に到着 日本コンピュータ化学会2008年秋季年会(2008/09/27-28,…

人体に入るべきでない分子(追記あり)

1008/09/08に記した“事故米”のメタミドホス・アフラトキシン・アセタミプリドに続き,食品中のメラミン混入が世界規模で大きな問題になっている。 Googleによる“メラミン”ニュース検索結果 メラミン(国際化学物質安全性カード) メラミン - Wikipedia 新「…

化学物質悪用に対して天網恢恢

相撲の世界では大麻が,食をないがしろにした米粉加工会社の問題ではメタミドホス・アフラトキシン・アセタミプリドという化合物名が,ニュースで繰り返し流されている。 大麻についてはドーピング検査で実績のある機関が精密検査にあたったが,同社では, …

炭疽菌事件の静かな幕切れ

2001年の9.11に続いて起きた炭疽菌事件は全米を震撼させ,世界中で悪質ないたずらを含めた模倣事件が連続したが,7年の歳月を経て終焉を迎えたとのニュース。 米01年の炭疽菌事件、自殺した研究者の単独犯行と断定(読売,2008/08/07) 米国:炭疽菌事件 自…

PRTRやREACH等に見る人工化学物質対策の動向

書き遅れたが,本ブログでもたびたび取り上げているREACH等,化学物質に関する情報を掲載したメールマガジンニュース, 化学物質国際対応ネットワークマガジン 第10号(2008/07/16) に関連して。 [2]欧州化学物質庁(ECHA)のSVHCに関する報道 《 中 略 …

昨日のサイエンスカフェにいがた報告と長神さんのこと

4日前に書いた昨日のサイエンスカフェにいがたの報告ページを作成した。参加者からはレジュメ(上記ページでPDFのDL可能)のコピーを周囲に配りたいというコメントをいただくなど,ニセ科学に対する考え方を理解してもらえたように思う。 第12回サイエンスカ…

オキシトシンと格闘した一日

3日後に迫った, 第12回サイエンスカフェにいがた「ニセ科学を見破る! −“健康”をめぐるニセ科学の見方・考え方−」 の記事掲載を地元各紙を依頼しておいたところ,今日の産経新聞新潟版の告知板という情報コーナーに載せてもらうことができた。2008/04/16に…

ニュースなマラカイトグリーン

帰りの車の中で聞いたニュースからその後のテレビのニュースで盛んにマラカイトグリーン(malachite green,塩基性染料 C.I. Basic Green 4)の名前が登場し。 ウナギ偽装:回収品から禁止抗菌剤(毎日,2008/07/03) 以前の事例から:中国産養殖鰻のマラカ…

5/23の科学コミュニケーションオフ

2008/02/25に記した新宿オフに続き,一昨日は日本橋で新たなメンバーもお迎えして盛大なオフが開催された。前回同様いろいろな情報交換ができ,本当に楽しい会だった。 一次会の店を出て(残念ながらここに写っていない方も) すでに参加者のブログにその様…

伏見康治さんと原子力そして「かたち」

この8日に物理学者の伏見康治さんが亡くなられた。 訃報:伏見康治さん98歳=原子力の平和利用に尽力(毎日新聞,2008/05/09) 伏見康治氏が死去 元学術会議会長、参院議員(西日本新聞,2008/05/09) 西日本新聞“54年には政府・自民党が原子炉建造予算を打…