核開発,志賀原発差し止め判決,チェルノブイリ

最近,北朝鮮のみならずイランの核開発が国際的に問題になり,さらにインド・パキスタンの核開発に対する欧米の対応にも変化が出てきている。
未来における世界のありようの予測不可能性を考えれば,核の平和利用と軍事利用は常に表裏一体であるし,スリーマイルやチェルノブイリ2005/09/06記事参照)のこと,さらに核廃棄物やテロというものを考慮すれば平和利用であっても原発は極めてリスクの高い存在である。
最近,温暖化対策と称して原発推進の声が高まっているけれど,常に上記のことを念頭において置く必要がある。
そのような中,以下のニュースが国内外に衝撃を与えている。

ちょうど原発についてじっくり考えるための好著が出たばかりなので,是非多くの人に読んでもらいたいと思っている。
新版 原発を考える50話 (岩波ジュニア新書)

なお,来月26日はチェルノブイリ原発事故から20年目に当たる。生物世界への影響が極めて長期に及ぶ核汚染というものを認識するために,ここしばらくのニュースや論調を見守りたい。