抗うつ剤(SSRI)パキシルの副作用?

ecochem2007-07-09

少し前の記事,

パキシルは塩酸パロキセチン水和物の商品名で,

に構造を示したSSRI本ブログでの言及記事一覧)の一種にあたる。同ページ掲載のトピックスには2003年のパキシルによる関連ニュースが出ているが,「こころ」の治療に用いられる薬の扱い方は難しいのだと改めて思う。ただし,

に書いたように,抗うつ薬の誕生は大きな意味を持っていることは疑う余地がなく,例えば以下の論文にその作用機序が記されている。
分子神経薬理学―臨床神経科学の基礎
メディシナルケミストリー 第5版 (KS医学・薬学専門書)

なお,若くして自殺してしまったカロザースの名前はナイロンの発明者として高校化学の教科書にも載っている。

    ※追記:カロザースの自殺については以下で解説されている。

    • 古川 安,『カローザースとナイロン ─伝説再考』,化学と教育55(6),274(2007)