今日買った本から（地震と原発）

昨夜，NHK総合TVで以下の番組，

• NHKスペシャル「想定外の揺れが原発を襲った　〜柏崎刈羽からの報告〜」（2007/09/01）

が放映されていたが，今日午前中ジュンク堂に行ったら地震関係の書籍のコーナーが設けられていた。あちこち回って以下の2冊を購入。

• 岩波「科学」2007年9月号
  • 石橋克彦，『〈集中連載〉原子力発電所の耐震設計審査指針改訂の諸問題(第2回) 基準地震動を考える(1)および2007年新潟県中越沖地震』
  • 平田直・佐藤比呂志・酒井慎一・加藤愛太郎『〈報告・解説〉2007年新潟県中越沖地震の震源断層 ─大地震をおこす「長岡平野西縁断層帯」と関係するか』
• 『原発大解剖　揺らぐ安全　肥大する産業』，「週刊ダイヤモンド」2007年9月1日号
  • 参考：週刊ダイヤモンド 9/1号（『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』，2007/08/31）

「科学」9月号の石橋さんの解説は中越沖地震前に書かれた8月号のものと連続して読めるところがすごい。「週刊ダイヤモンド」の記事およびその参考情報とも合わせてお読みいただきたいが，当号の中に，震源地がずれていたり，規模が1964年の新潟地震のM7.5（私は小6で体験；中越沖地震はM6.8）と同程度だったら新潟市まで巻き込んだ“「原発震災」に至ったかもしれない”という指摘には強い説得力がある。
なお，2007/08/07ほかでアナウンスしている，

• エントロピー学会 第25回シンポジウム（2007/10/13-14，新潟大学教育人間科学部）

ではこの問題に関する特別講演もあるほか，前日の柏崎へのオプショナルツアーでも見学や情報交換がなされる予定である。
さて以下は半分余談であるが，冒頭の写真で一緒に写っている絵葉書に写っているのは何か，化学をかじっている人はわかると思うが，どこに展示されているものかはおわかりろうか。今日ジュンク堂で見つけたもので，つい買ってしまった。正解は以下の画像をクリックしてご参照のほどを。原子の構造という意味では原発と関係はするということで。