明日は世界エイズデー(新抗HIV薬ラルテグラビルほか)

ecochem2007-11-30

世界エイズデーのイベントが全国で開始されている。

今朝の朝日新聞の記事,

  • エイズ新薬 命を救う/「死の病」から「つきあう病」へ(朝日,2007/11/30)

には抗HIV薬の歴史としてジドブジン(zidovudine,下図[1]),エファビレンツ(efavirenz,[2]),ダルナビル(darunavir),ラルテグラビル(raltegravir,[3])が紹介されていた。この中でラルテグラビル(上画像)は今年10月にアメリカで承認されたもので,日本ではまだ申請準備中という記載がある。
朝日の記事にある抗HIV薬の種類とその登場の歴史を概観するには以下のページが参考になる。ただし抗ウイルス薬全般についての資料なのでご注意を。


KEGG :Antiviral新分子事典または筆者サイトで参照できる分子をマークしたもの
:抗HIV薬(新分子事典掲載) :インフルエンザ薬(同)
新分子事典未掲載(一部その他の抗ウイルス薬に掲載)

なお,そのraltegravirをGoogleでイメージ検索すると,私が試した範囲では拙作画像が上位に出てくる(下図はGoogle.com in Englishによるもので9位Google日本語版ではトップになっている)。