「薬理学電子教科書」のURL変更から

ecochem2008-01-08

「生活環境化学の部屋」のいろいろなコンテンツからリンクさせていただいている下記サイトの運営者のお一人からURL変更のメールが届いた。これまで大阪大学のサーバに置かれていたものが,プロバイダのサーバに移されたことになる。

自作ページからのリンクも,最近のものは新しいものにしていたのに,古いコンテンツはそのままになっていたのを指摘してくれたもの。おそらく旧サーバへのアクセスが負荷になっていた面もあるだろう。
それにしても担当者の異動等で定番的サイトが消滅したりURLが変わったりすることがしばしばあるが,日本のWeb資源の継続性の上で問題だと思う。
貪欲に世界中のコンテンツを保存しまくっているInternet Archiveで確認すると,

  • 「薬理学電子教科書(上)」の収録状態
    • 旧URL:Mar 03, 2000〜Apr 03, 2007
    • 新URL:Oct 21, 2003のみ(本記事執筆時点)

となっており,一時期現在のURLを用いていたことがわかる一方,今回の移動後はまだ保存されていないことがわかる。
日本におけるWebコンテンツの収録については,

に詳しく解説されているように,

が担っているのだけれど,「薬理学電子教科書」あるいは旧収録機関名の「大阪医科大学 AND 情報薬理学教室」で検索した範囲では残念ながら何も見つからなかった。
また,「薬理学電子教科書」の3D分子モデル表示は私と同じように以前はChimeを用いていて,現在はJavaベースのChemis3Dを利用している。拙作サイトでJmolを用いているせいか,Jmolコンテンツを見た後でChemis3Dコンテンツを見ると分子モデルが表示されない場合もあるようなので注意する必要がある(その際はブラウザを再起動すればよい)。


「薬理学電子教科書」で最も日付の新しいDrugs for Dyslipidemiaの画面
※トップの画像も同ページのプラバスタチン(高脂血症治療薬,HMG-CoA還元酵素阻害)

「薬理学電子教科書」の分子コンテンツを担当している土橋さんは,

も運営されており,Chime時代からいろいろ情報交換させてもらっているが,3D分子表示についてはお互いに苦難の道を歩いているという思いがある。