サイエンスアゴラ分子企画から生まれた新サイエンスカフェ

2008/12/08ほかに記した,

に参加された方から,自分もサイエンスカフェなどのイベントを全国展開で開きたいという問い合わせメールが2月に届き,先月は東京から研究室まで訪ねて来られた。
ご自分でもいろいろ調べられ,私もいろいろ意見を出させてもらって,第1弾は新潟市で2日連続で開く運びとなった。

サイエンストークの方は紆余曲折あって私が2日とも担当することになり,初日はドラッグの問題,2日目は水俣病がテーマになっている。会場は古町のカフェと青山海岸の海の家ということで,私にとっては初体験の環境ばかりである。会場探しにご苦労されたスタッフに,新潟市でサイエンス関連イベントを開ける場所を開拓されたという点で感謝しているところである。サイエンスカフェに対する認知度が高まることに期待したい。
内容はサイエンスアゴラで話を聴いてもらった経緯もあり,相変わらずの分子中心になると思うが,まず話題にしているキー物質や関連物質(生体分子を含む)の正体を知らなければ始まらないので,参加者にはなんとかおつき合い願えればと思う。分子アレルギーを少しでも減らす機会にするつもりだ。
例えば水銀であれば,無機水銀(例えば身近では水銀温度計は無くなりつつあるが,水銀血圧計はかなり残っているだろうか)と有機水銀のことから話すことになるだろう。詳しい内容は5月に入ったら検討する予定である。


Inorganic Library @ 3Dchem.com - Hg


再掲画像(メチル水銀を含む生体分子例1cwt2008/06/21記事より):

なお,主催者からは広報をブログでしてもらったり,関連機関に連絡などしてもらって,あちこちに案内が出ている。今回は肩書きを2009/04/02に書いた「科学コミュニケーター」にしてもらったので,新しい肩書きをアピールする機会にもさせていただいている。


5月は新潟で3回のサイエンスカフェ

Remedy & Science の今後のアクティブな展開に期待したい。