加速されるインフルエンザ新薬開発
新型インフルエンザの感染は広がっているものの,国内における対策は変更になって社会への影響は少し緩和されそう。
さて今日は体育祭で休講。講義で話すはずだった今朝目にしたニュースと関連情報をブログに載せるとしよう。NHKの朝のニュースでは,RNAポリメラーゼの立体モデルを動かして見せてくれた。
- 耐性型ウイルスにも効く仕組み解明 筑波大など特許出願(朝日,2009/05/22) ※永田恭介教授らによるRNAポリメラーゼ阻害剤の研究
- インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼの構造を解明! − 新型インフルエンザウイルスに対する新規薬剤設計が可能に −(JASRI,2008/07/28)
- インフルエンザの薬に手がかり 〜 ウイルス増殖タンパク質の構造が明らかに 〜(KEK,2008/07/31)
- Antiviral agents active against influenza A viruses | Figures and Tables (Nature. 2006/12)
- 関連ニュース:製薬各社、新型インフル治療薬の開発急ぐ(日経,2009/05/01) ※T-705(富山化学;RNAポリメラーゼ阻害剤),CS-8958(第一三共;ノイラミニダーゼ阻害剤),ペラミビル(塩野義製薬 [PDF];ノイラミニダーゼ阻害剤)
インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼPA-PB1サブユニット2znl
※Jmolで見るトピックス分子(生活環境化学の部屋)参照
現在治験中のRNAポリメラーゼ阻害剤例T-705(富山化学資料)