35億年の駅伝

ecochem2004-09-27

医学生が書いたということで話題になった,

の帯には『35億年の旅人が、ぼくに教えてくれた大切なこと』と記され,p.141には以下のような記述がある。

    遺伝子の意味、生命の意味を模索し、過去にどこから来たのか、これからどのように生きていくのかということを科学により知ることはとても大切なことです。生活習慣病などは、つきつめて言えば人問を取りまく環境に対して人間の遺伝子が対応できなくなり、悲鳴をあげている状態だと言えますし、民族紛争や、病気への偏見の問題は、人問は遺伝子の前に平等であるという現実を前にすれば、今までよりもはるかに建設的な議論ができるのではないでしょうか。
DNAを駅伝のたすきと考えるならば,今生きている生物はみな気の遠くなるほどの長い道程を走ってきたことになる。