シックハウス,シックスクール,化学物質過敏症

ecochem2004-10-19

を読了。最悪の場合,学校に通えなくなったり(上掲書ではp.105など,Webサイトでは例えば環境過敏の子供を持つ親の会参照)自分の家を離れなければならなかったりするのは本当にやり切れない。家や学校などは少しずつ規制が始まっているものの,屋外の空気汚染(例えばp.135〜の発がん物質でもあるベンゼンなど)が改善されるまでにはどれくらいかかるのだろうか。発症の有無と症状の軽重に個人差が大きく(ある事象に対して応答が異なるのはことは生物にとってとても大事なことなのだけれど),なかなか根本的な解決に結びついていかないのが歯がゆい。
 有機物質ではないが私自身,こどもの頃は炭を使った暖房でしばしば頭痛に苦しめられたことを思い出す。化学物質依存の時代の警鐘とも言える病に対する診断方法,治療方法の進展を待ち望む。
 いくつかのページで問題を追跡しているので,随時参照願いたい。