1992年10月のサリン

数日前から休日用に確保しておいた長編小説を読み出してしまい，日記更新が滞っている。新潟でも桜が咲いて毎朝お花見気分。
研究室にある写真の中に彼の地の桜が写っているものが無いか探していて，出てきたのが右の写真。撮影期日は1992年10月となっており，同年の学祭展示の中の『毒ガス＆神経ガス』で，当時すでに有機概念図で計算していて，湾岸戦争で市民が防毒マスクをつけ合っている新聞記事も出ている。
2005/03/17の日記などで取り上げた地下鉄サリン事件，その前年の松本サリン事件のさらに前々年である。以前も書いたように，まさかこれを作って使う事件が国内で起きるとは思ってもいなかった。
学祭展示は，学生時代に3年に1回開かれる工学部の学内公開を経験してしまった影響。学部2年生で，ある研究室の展示の手伝いに配属されていろいろな経験をし，市内の方たち（こども達も）が大勢見に来てくれたことはいい刺激になった。修士1年で，今度は自分たちが中心になって，と思っていたのにある事情でその年は中止になってしまった。
今の職場の学祭でできるだけ展示に取り組んだり出張等で無理ならWebページを作成しているのも，その時の欲求不満が原動力なのかもしれない。あるいはこのブログ自体も…。