岩波の「思想」と「科学」の2005年5月号

ecochem2005-05-15

先週の学会で何年ぶりかで仙台を訪れ,まず駅前にジュンク堂書店ができていたので早速探訪(書籍数は新潟・紀伊國屋書店の5倍以上?)。何冊かゲットして残りは戻ってからbk1に発注。その中で新聞の広告を見ていて探して手に入れたのが,

ただし,この目次の中の『リスクガバナンスのパラダイム転換』の著者は,“A. A. ロング”ではなく,平川秀幸さん(修正されているかも知れませんが)。以下に平川さんご自身によるアナウンス。

特集号の著者の多くはSTS学会で発表されたり,シンポジウムの進行役をなさっていたりして,その語り口の切れ味を拝見させてもらったことがあるのは考えてみれば貴重な経験である。例えば関心を持っている『科学コミュニケーション』について杉山滋郎さんが書いてくれているのは収穫。また,巻頭言の村上陽一郎さんについても2005/02/20の日記に書いたように一方的に因縁浅からず感じている。
トランスサイエンスやフレーミングなどの重要なキーワードをもとに,科学技術と社会の関係をさらに勉強しなければならないことを痛感する。
なお,書評の中の『立岩真也 『ALS 不動の身体と息する機械』』(佐藤憲一さん)については,2005/02/12で取り上げたが,その読み方を改めて教えてもらった思い。同書については,週刊文春 2005/04/14号宮崎哲弥さんによる『ミヤザキ学習帳』でも取り上げられている。
ジュンク堂で購入した本からもう1冊。

津田敏秀さんの『日本の医学医療と公害事件』など,こちらも考え方を変えさせられる記事ばかりで,水俣病エイズ・インフルエンザ・抗がん剤など自作ページのいくつかに記事掲載をさせてもらった。