紅花の色素カルタミン
- 紅花の色素カルタミン(今週の分子103,2005/12/07〜;要・Chimeインストール)
になかなか分子構造が明らかにならなかったカルタミン(右画像)について書いたついでに,自作サイトに掲載している3D分子モデル作成の苦労話を少しばかり吐露。
現在の話は上に書いたが,以下の画像は昔話の一例で,1995年度のゼミ生が本で捜してノートに書き込んだbenzylacetateの構造式と,私が書き込んだ分子を組み立てる際の注記。ほんの10年前はこんな作業をしていたのである。
この構造式から,当時は,
に記したCAMD-Iというプログラム(現在のOS環境では動作しない)で1原子ずつ追加してモデルを作成したのだ。で,当時のデータと現在のデータは以下の通り。
- benzylacetate(自前サイト公開以前に新潟大学工学部・化学工学資料のページのサイトに置いていただいた画像データ)
- benzylacetate(現在の香りの分子事典より;要・Chimeインストール)
この分野の進展の速さを感じるばかりだ。
- ※以下も参照