Google&はてな本「ウェブ進化論」一気読み

朝のカーテン越しの光に入り方が,少しずつ春の近づきを予感させるこの頃,今朝も少し早く目覚めて,昨日ネット書店から届いた本の中からを以下を開いてすっかりのめり込んでしまった。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

2006/02/03に書いたようにサイン本を狙ったのがはずれて結局注文したものだが(近藤本は近日着),私自身がネット界で試行錯誤してきた中で漠然と考えてきたことを,霧が晴れるように整理してもらったような思いでいる。
最初にインターネットの記事を雑誌で読んで関心を持ち,市内であった企業のデモで世界に繋がっているのを見て感激し,その後まさか自分で持つとは夢にも思っていなかったWebページを開設してここまで闇雲にやってきたようなところがある(p.138『書けば誰かに届くはず』)。
同書に書かれているように,次々と新しいサービスが登場するのをこれは面白そうだと可能な範囲で手を出して,学生にも無理矢理つき合わせ続けて現在に至っている。
Googleを最初に使った感激,ブログをやらないといけないような雰囲気を感じてあれこれ調べて「はてな」を選んだこと,そしてそれが「Googleローカル」と「はてなマップ」に繋がっていることを考えると,自分の嗅覚をほめてやりたい気がする。
主題の1つであるネットの「こちら側」と「あちら側」という話も,なるほどと首肯するばかりである。
p.167には,著者の梅田さんが“学生たちと一緒に知的生活を送る”ことが夢で本当は研究者の道を選びたかったことが書いてあって,今はご自分のブログ,

が「バーチャル研究室」としてのその夢を果たしているとある。私も大学卒業後,女子大学・女子短大と勤めてきて,学生が研究職に進むという例がほとんどない中で,より多くの方たちと知を共有するためにWebページを「バーチャル研究室」として育ててきたのかも知れないと感じている(p.16の“予感”も重要)。
これは,p.34のネットの三大法則のうちの第二法則『ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏』を言い換えて,『ネット上に作った人間の分身が知の共有のために不眠不休で何ごとかを伝えてくれる新しい学びの世界』とでも言おうか。
最近気になっているWikipwdia(p.187〜に『ネットで信頼できる百科事典は作れるか』)や著作権の話題(p.180『著作権問題が平行線をたどる理由』など)も出てきて,本当にツボにはまった印象。
ネットの最前線にてお忙しいであろう中,「あとがき」にあるようにご自分で5週間という時間を期限を設けて書き上げてくれたことに感謝するばかりである。

    ※追記:同書pp.117-119の『サーチエンジン最適化』(SEO)に書かれているGoogleの検索結果順位の話にこじつけて。2006/02/10などに書いた分子表示ツールJmolへのチャレンジ,数日前からGoogle検索にも引っかかるようになり,今日時点で約200,000件中4・5位をゲットしたので記念画像を保存。なお,Googleロゴはトリノ冬季オリンピック仕様。