ヒトゲノムマップ関連PDBデータ（Jmol版）＆アースデイ

2006/04/15に書いたヒトゲノムマップ，配布開始の14日と翌日が休館だったので16日に新潟県立自然科学館まで行ってA1版を入手し，研究室の前に掲示した。
このマップに出ている生体分子データをブラウザ上で閲覧できるようにしようと，作成を開始した。

• ヒトゲノムマップに見るタンパク質（Jmol版）

掲載データの選択が難しいところもあって，まだ未完成であるが，少しずつ充実させていきたい。上の画像のタンパク質は22番染色体関連で，X線回折で最初に構造解明されたことで有名なミオグロビンの1mbnである。
ところで，ゲノムに関連して考えるのは，2006/03/26にも書いたこの26日に20年目を迎えるチェルノブイリ原発事故で，損傷を受けた多くの生物のDNAのこと。新聞やテレビなどで特集が組まれたりしており，以下の番組でもそのことに触れていた。

• 汚された大地で　〜チェルノブイリ 20年後の真実〜（NHK総合TV，2006/04/16放映）
  • 参考（終了シンポジウム）：2006年４月、チェルノブイリ原発事故20周年シンポジウム開催にむけて（2006/04/16開催，東京・国立オリンピック記念青少年総合センター）
  • 参考：Googleによる“チェルノブイリ”ニュース検索結果，同“Chernobyl Nuclear Power Plant”

傷ついたDNAは，地球の生態系の中でシャッフルされることを認識して原発のことを考えると同時に，最近の原油高騰に絡ませてさほど遠くない未来に間違いなく訪れる石油枯渇のことを考え合わせ，エネルギーの問題を真摯に意識した生活を心がけるようにしたい。
奇しくも，今日は「地球の日／アースデイ」で，Googleのロゴがそれを思い出させてくれた。