61年目の8月6日
戦争を知らない世代ではあるが,同じ時代に核兵器による被害を受けた方々と同じ時代に生を受けた人間として,どんどん薄まりつつある8月6日と9日の記憶と思いを伝えていくことを怠ってはならないと考えている。
今年も原爆による被害について,新しい知見が出てきている。人間の叡智などたかが知れており,地球上の生命世界に取り返しのつかない打撃を与える核兵器という存在を決して認めてはならない。
- がん死8%が放射線原因 被爆者調査で放影研(東京新聞,2006/08/03)
- クローズアップ現代「残留放射線の脅威 〜“第3の被爆”を追う〜」(NHK総合TV,2005/08/03放映)
- 白血病発症率3倍 8月6日入市被爆者(朝日・広島,2006/06/14)
- なぜ原爆は2度落とされたのか 「二重被爆」国連で上映(朝日,2006/08/04)
- 原爆症訴訟:原告勝訴…入市被爆者など認定 広島地裁判決(毎日,2006/08/04)
61年目の今日,
の2005/09/28には,“広島・長崎とも海に注ぐ川辺に位置する街であったことから,同じように信濃川・阿賀野川を抱える新潟の地形に爆心地の風景を重ね合わせて見ることも必要だろう。”と書いたが,新潟と広島の河口の風景をGoogle Earthにより眺め,思いを新たにしたい。