熊本から新潟へ(有機概念図の系譜)

ecochem2006-08-22

このブログでは2005/04/20に取り上げたことがある「有機概念図」について,その考案者である藤田穆先生の資料が以下のサイトに掲載されているという情報メールを静岡の研究者から昨夜いただいた。


有機概念図は,甲田善生先生の解説書(現在は絶版)を参考に最初はN88BASICでプログラム化して現在はExcelで利用できるようにしている。

熊本大学の先生によって考案された有機化合物の見方を教えてくれる独特の手法を,新潟の地にいて新しい形にすることができたわけだが,熊本と新潟と言えば水俣病が発生した地である。有機概念図は薬の生理活性だけでなく毒物などの情報を与えてくれることを考えると少しばかり奇縁というものを感じてしまう。