分子の不思議

動く分子を動画撮影!!

世界で初めて分子の動きの動画撮影に成功というニュース。 小さな分子の形の変化を直接観察 −世界初の有機分子の構造の電子顕微鏡観察:分子の構造変化の動画撮影に成功−(産総研,2007/02/23) ※東京大学・中村栄一教授らによる 動く分子、初めてキャッチ …

サイエンスアゴラ2006に参加して

2006/11/27の続き。 アゴラサイトには, サイエンスアゴラ2006実施報告簡易版 [PDF] も掲載され,3日間で参加者数は延べ3715名(重複含む)とのこと。これを多いと見るか,東京という場所である上に会場として未来館も含むのだからもっと動員できなかったか…

「サイエンスアゴラ2006」から昨夜帰着

ポスター作成とデモの準備に直前まで追われ,11/24に上京して書店や100円ショップなどを回って準備の追加。どうにか責任を果たして昨夜遅く帰着。疲労困憊なので詳しい報告は後日として, サイエンスアゴラ展示/ネットで学ぶ分子の世界 に当日用いた塗り絵…

「サイエンスアゴラ2006」に向けての準備に突入

1006/11/04に記した, 「サイエンスアゴラ2006 〜科学と社会をつなぐ広場をつくる〜」(2006/11/25-27,東京都江東区青海・国際研究交流大学村) が来週に迫り,臨戦態勢の中に某書籍のゲラが届いて頭がパニック。 アゴラ事務局からいろいろ連絡メールが入る…

新刊「進化・情報・かたち」と最近の関心

タイトルを見て,これは読まなくてはと思って手に入れたが,予想以上に自分自身の最近の関心事と重なる部分があって楽しませてもらった。 伏見 譲・西垣功一 共編著,「進化・情報・かたち “生命知”のパースペクティブ」,培風館(2006) …bk1情報 これまでこ…

久々のシクロデキストリン

先日届いた雑誌に載っていた, 梶本哲也,『プロスタグランジンとアスピリン』,化学と教育,2006年8号,458-459 の中に単離しにくく不安定なプロスタグランジン(PG,本ブログでの言及記事参照)を安定化するのにシクロデキストリン(CD)を利用していると…

新規抗生物質候補プラテンシマイシン

見落としていたビッグニュース。抗生物質として利用されるようになるかどうかはわからないが,自然界にはまだまだ知られていない分子が存在し,その懐の広さを感じる。 有望な新抗生物質 従来の薬剤に抵抗力のある細菌さえも殺菌する抗生物質が発見された。…

熊本から新潟へ(有機概念図の系譜)

このブログでは2005/04/20に取り上げたことがある「有機概念図」について,その考案者である藤田穆先生の資料が以下のサイトに掲載されているという情報メールを静岡の研究者から昨夜いただいた。 熊薬ミュージアム-熊本大学薬学部宮本記念館 館内案内 有機…

“家族維持分子”

タイトルは勝手な造語です。 朝刊のニュースから。 育児で育つ父親の神経回路? 米プリンストン大(朝日,2006/08/21) “育児に直面した雄は、神経細胞の構造が変わっていく”とあって遺伝的な要素より後天的な学習が重要かと思ったらその後に,“バソプレシン…