新刊「進化・情報・かたち」と最近の関心
タイトルを見て,これは読まなくてはと思って手に入れたが,予想以上に自分自身の最近の関心事と重なる部分があって楽しませてもらった。
これまでここで紹介した本や自作コンテンツとの関係だけ少し示してみよう。
◎p.21〜,ネットワークとグラフ
これについては以下の本がわかりやすくてとても面白かった。改めて,この領域の注目度が確認できた思い。
◎p.41,DNAの形は美しい
ここではDNAをらせん軸方向から見たときの五角形や黄金比を紹介しているが,生体分子の中には美しい構造を持っているし,DNAではないが生物の世界の五角形については以下で言及。
また,先日「生体分子は美しい」というタイトルのポスター(PDF形式)を公開したばかり。
◎p.47,GNCコード
- 池原健二,「GADV仮説−生命起源を問い直す」,京都大学学術出版会(2006)
◎p.85(および口絵),図2.3.4 MazEFタンパク質複合体
三量体のPDBデータ1ub4をPQS(2006/07/06記事参照)により六量体にしたもの → PQSによるタンパク質複合体構造
◎p.184(参考文献),「かたちの事典」
- 高木隆司 編,「かたちの事典」,丸善(2003)
- 同書の後継書とも言える書籍(下記記事で言及):形の科学会 編,「形の科学百科事典」,朝倉書店(2004)
- 分子・生体分子の系譜(1)/日本初のDNA分子模型